SVX日記

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2024-06-01(Sat) 緑内障のチェックしょーめ

  この歳にもなると着々と老眼も進行し、近眼で見えない「遠く」と、老眼で見えない「近く」が狭まってくる。そうなって初めて「老眼ってそういうことだったのか」などと感心するわけなのだが、その一方で、腕を伸ばした指の先の前後のわずかな範囲だけが(屋内用メガネでの)スイートスポットになってしまっていることにも気づく。まぁ、普段の作業環境がその状態なので、それはそれで構わないのだが、問題はノートパソコンだ。キーボードを適正な位置にすると、画面の位置がその範囲から外れるのだ。

  微妙に「近すぎて見えない」という「老眼の影響」エリアに入ってしまう。それはメガネのせいでもあるので、外すこともできるのだが、そうすると「遠すぎて見えない」という「近眼の影響」エリアに入ってしまう。この場合に取りうる選択は「メガネをして顔を遠ざける」「メガネを外して顔を近づける」なのだが、前者だと腕の長さが足りない。まぁ、関節をはずして腕をのばし、その激痛を波紋エネルギーでやわらげてもいいのだが、単純に画面が遠くなると字が小さくなる問題もある。したがって後者を選ばざるを得ず、ものすごい猫背姿勢になってしまうのだ。

  いや、待てよ。ノートパソコンの距離がスイートスポットになるメガネを作るという手もあるか……14インチあれば距離が近くなる分、22インチと同程度の面積にはなるが……いやいや、さりとて両立ができるわけではないし屋内での生活において中距離がより見えづらくなってしまう。うーむ、ごく一般的なアイテムであるノートパソコンは年寄り向けではなかった、なんて気づかなかったなぁ。

  さて、それはレンズ的な話であるが、今回は画素的な話だ。緑内障という「視野が欠ける」という病気がある。カメラでいうと一部の「画素」が死んでしまうという症状であると言える。

  面倒なのは不思議なことに「それが自覚しづらい」ということだ。誠に不思議なことに人間の脳には「補完してしまう」能力があり、多少は視野が欠けてもそれに気づけないようなのである。「そんなアホな、自分なら絶対に気づくわ」と思うかも知れないが、それはほぼあり得ない。というのも、すべての人間には「盲点」という「仕様上の視野の欠損」が備わっているからである。「盲点 チェック」などとググってみれば、その不思議を体験できるはずである。

  で、記録を辿ったところ、ちょうど20年前に眼科に検査に行った日記があった。その時は「問題なし」ということだったが、この20年で進行していたりはしないだろうか。簡易的にでもその時と同じような検査をしてみたいものだが……意外や意外、似たような動画が見つからない……ということで作ってみた。

 

  最近は「我が辞書に自己責任という言葉はない」というお方が多いので、詳しいチェック方法は敢えて書かないが、以前に自分が眼科で実施したのはこんな感じの検査であった。で、今回これで自分で検査した限りでは、特に問題はなさそうであった。

  ちな、今回、動画の作成に使ったのは、ほぼ自製のツール。過去にメトロノームを作ったのとほぼ同じ要領である。

#!/usr/bin/env ruby
# coding: utf-8
 
require 'bundler/setup'
 
require './TrueLegacyGraphicsCairo'
 
# 1920 x 1080 = 16 : 9 = 480 x 270 = 16 x 9
# $ ffmpeg -y -r 24 -i checkRyoku.d/%06d.png -i ../cuickdtm/midi/checkRyoku.wav -vcodec libx264 -s 480x272 -r 24 -b 600k -acodec libmp3lame -ac 2 -ar 48000 -ab 125k checkRyoku.mp4
 
Dir.mkdir(path = 'checkRyoku.d/') rescue true
 
fps = 24
 
(16 * 9 * fps).times {|n|
#   n > 36 and break                            # for DEBUG
    print(n % (10 * fps) == 0 ? n / fps : '.')
 
    win = LegacyGraphics.new(0, 0, 0, 0, 270, 480, 16, 8, 0, { :file => path + '/%06d' % n, :type => 'png' })   # png/pdf/svg/ps
 
    win.circle(240, 135, 3, '#800000', 'f')
 
    sec  = n / fps                              # 秒
    usec = n % fps                              # 秒以下(0-23)
    if(usec < 3)
        y = sec / 16                            # 縦位置
        x = sec % 16                            # 横位置
        win.circle(x * 30 + 15, y * 30 + 15, 2, '#00C000', 'f')
    end
 
    win.close
}
<DSP OFF>
<MIDI midi/checkRyoku>
<WAVE midi/checkRyoku:M:44100>
 
! clear
! t60
! @13
 
# 16 x 9
! A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4
! A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4 A2 4
 
※繰り返しx8
 
<END>

  ほぼ自製のツール、っつうか、8bit時代には標準搭載されていた機能を復刻したようなもんだよな、これ。8bit風グラフィックライブラリlegacyGrp8bit風ミュージックライブラリcuickdtmの最新版を置いておく。なんか前回のエントリに引き続き、物件更新祭りやな。