SVX日記

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2011-05-14(Sat) ワイパーブレード交換セズ

  一部では、成人式を迎えている個体もあるSVXであるが、ウチのS40IIはもうすぐ17歳の誕生日。ひいき目に見ても、デザイン的にはまだまだ古さを感じさせないとは思ってはいるが「過去のアイドルの目の小じわ」ではないものの、どうしても細部はくたびれてきている。

  一番目立つのがこのワイパー。オイラも笑えなくなりつつあるが、いわゆるアーム部分がハゲチョビンである。オマケにブレード部分に、かなりヒドいサビも進行している。いっそブレードは交換して、アームの部分はちょっと塗ってやるか、と、オイル交換のついでにオートバックスに向かう。

  しかし、店にてワイパーブレードの適合情報を確認すると、運転席側のみ「SH-1」なるヘンなアダプタが必要らしい。なんで? 改めて、駐車場に戻りSVXのブレードの現物を確認すると、ちょっとした突起(矢印部分)が出ていることに気づいた。アダプタが必要な原因が、このせいだかどうだかわからんが、それなら助手席側も必要なはずである。どうにも気になって、結局、買わずに帰ってきた。そもそも、リアに対応品がないのも気分が悪い。

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  で、どうせ、アームを塗るんだから、ブレードも塗っちまえ、と、サビに軽くサンドペーパーをかけて、手持ちのプラモデル用塗料のつや消しブラックをシューシュー吹いてみる。風が弱まるのを待っては、直近からシュー、の繰り返し。極めて雑な作業である。しかし、つや消しブラックほど、雑に塗ってもアラの目立たない塗料もないからね。

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  完成。極めて雑な作業であったが、かなりの効果である。サビがあったなんて、ぜんぜんわからない仕上がりだ。満足。で、改めて「突起が乗り上げる」という状況を子細に確認したところ、乗り上げた状態では、ワイパーゴムの密着が完全に回避されている、ということに気づいた。元が高価な車だけあって、こういうところにも専用部品を利用し、凝った作りになっているんだなぁ(それで、一般的な部品が使えないことは善し悪しだけど……)、と再認識。

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  後で調べたら、ワイパーブレードの適合情報に「リフター解除時のみ適用可」なんていう備考があることに気づいた。おいおいッ!! せっかくある機能を殺して使うコトが前提ってコトかよッ!! そんなの「非適合」って書くべきじゃないのか。そんなの明記したら、売れるものも売れなくなるかもしれんが、メーカーとしての良心を疑うなぁ。もう、オマエのところでは、替えゴムは買わん。

  しかし、どうせ塗るなら、金色とかに塗るのも面白かったかもしれんなぁ、と思いつつ、あまり耐久性を考えないで処置をしてしまった自分にジレンマを感じる。どうしても、耐久性を考えないで処置をした、ことを、そんなに長く乗るつもりはない、ことと心の中で結びつけてしまう。いや、そんなつもりはないんだけどさ……いろいろあったしなぁ。走行距離はまだ84,000km弱なんだけど。

  その後、ホームセンタに行ったら、車を降りたイッペイが、車の後側面をシゲシゲと眺め「ここにRedSunsのステッカー貼ったらカッコいいじゃん」と発言。トオチャン的には「ナイス」だったが、カミさんに即座に却下された。

  とはいえ、着実に「イイ子」に育っていると感じた今日この頃である。