SVX日記
2006-03-09(Thu) ひさびさTOEIC
今日は朝からTOEICを受験するのである。ありがたいことに、会社でタダで受けられる。オイラは学生時代は勉強が大キライであったが、大人になってから好きになった……というか、大人になってからは興味のあることだけ勉強すればいいんだから、そりゃ、好きになるはずだよな。まぁ、興味のあることだけやっていればイイという幸せな職場を選ぶコトができたというオイラも相当な幸運なのだろうが。
学生時代は英語がキライだった。英語の文章を読むと熱が出てきたほどだ。だが、飛行機の免許を取ろうと思いついてから英語が好きになった。気がつくと飛行機の免許は頓挫していたが、英語は好きなままだった。そんでもって、腕試しに受けたTOEICは楽しかった。現在のスコアは635点。実際にはサッパリしゃべれないので、自分に635点の価値があるとは思わないが、だが、特別にテスト対策としてコツを仕込むのは反則ではない。というか、テストなんてそんなモンである。
しかし、タダで受けられると思うと、気合が入らない……というか、オイラは自費で受けるときでも、あまりテスト勉強に気合を入れたことがない。普段から勉強するともなく、何事にも興味を持っておけばどうにかなるものだ……ただ、TOEICの場合には絶妙の「間」の取り方が、圧倒的なテスト対策のコツになるので、それだけは思い出しておかなければならない。
などとエラそうなコトを書きつつ、やることはといえば、朝起きてから試験問題を探すてーたらく。数年前に買った模擬試験……あった!! 当然ながらCD付きのヤツである。それをカバンに放り込んで、電車に飛び乗る。オイラは通勤で電車に1時間乗るので、その間に一発模擬試験をしておくのである。気が付けば、一夜漬けにすらなってない……我ながら心配になってきた……が、英語なんて一朝一夕に上達するものではないから、間違ってないはず……と、自分を正当化しつつ、ノートPCにCDを放り込み、模擬試験開始。
まずはパートI。写真に適合する英語音声を当てる問題……以前よりヒアリング力が落ちているような気もするが、80%は取れただろう……というか「間」の取り方の練習なので、答え合わせはしない。する時間もないし。
次はパートIII。これが一番「間」が大事な問題だ。説明を聞いて文章の選択肢から選ぶのだが、会話を聞いてから文章の選択肢から選んでいてはダメ。文章の選択肢をチェックしてから会話を聞き、聞き終わった直後に回答して、次の問題の選択肢をチェックするのがコツだ。これが意外と難しく、一瞬の迷いを起こすと、ドミノ式に後続の問題を犠牲にしてしまう。これは練習しなければ。
……ヒアリングはパートIIで少し崩れたが、まぁ、悪くない感じ。リーディングは、さすがに日頃から英文を読むことが多いので、パートVIIの長文問題はほぼ完璧。で、いつものようにパートV、パートVIは流す。こんなチマチマしたコトわかるか!! 心の中でサイコロを転がして、終了!!
どーだろーなー……数年ぶりの受験ではあるが、できれば自己ベストの635点を超えたいと思いつつも、そこまでの手ごたえもなく……だが、特別ダメだったとも思えないし、600点を越えればヨシとするトコロかな。
ところで、このTOEICという試験、なんでもリニューアルされるらしい。一部では、慣れた試験で点を取っておこうと、駆け込み受験が目立つなどという現象がニュースにも取り上げられていた。一体どんな風に変わるというんだろう? ちょっと公式サイトで調べてみることにした……。
……なるほど……しかし、そんなに大きな変化でもない感じ。まずは、パートIの写真の問題が10問と半分に減っている。こいつは点の取りどころだったから若干不利か。パートIIは変化なし。一方で、パートIII、パートIVは問題用紙に書いてあったのみだった選択肢が発音されるようになり、パートIIIもパートIVのように複数の問題が連続する形式になるらしい。
一方で、リーディングは大変化だ。なんと言ってもパートVIの誤文訂正がなくなった。あの問題はとてもうっとおしくヤル気ゼロだったのでこれは猛烈に歓迎だ。でもって、パートV、パートVIとも穴埋め問題になった。パートVが短文の穴埋め、パートVIが長文の穴埋めという位置づけだが、内容に大きな変化はなさそう。やはり、happy, happily, happiness, happiestみたいな選択肢から選ぶもの。個人的には得意ではないが、以前のパートVIよりマシだ。ちょっとは勉強をする気になる。
で、なんといっても、得点の取りどころであるパートVII。以前は長文を読んで2個か3個の問いに答える問題が15個くらいあったが、今回は関連のある2つの文書(メールの往信と返信とか)について答える問題形式が追加になり、各4つの問いに答えるようだ。問題の総数も増えているし、文書なんてのは長いほうがヒントが多いとも考えられ、オイラにとってはコッチの変更も大歓迎。