SVX日記
2006-03-11(Sat) カウンター・ザ・ノートン・ウィルス
カミさんの友人がパソコンを始めた。例によって、始めたばかりというのは右も左もわからず、パソコンで何ができるのか、何をしたらいいのか、ヘタをすると「何をしたいのか」もわからず、サポートサイトに電話しまくったりするものだが……まぁ、知人に詳しい人がいれば頼ったりするワケで、まぁ、オイラもあまり面倒でない範囲なら面倒を見るのにヤブサカではないし……まぁ、最近のオイラはサポートを仕事にしているしな……Linuxの人だけど。なんだか調子が悪いんだって? どれどれ?
で、持ってきたノートを開いてみた。HPのデスクノートnx4820/CTだ。CeleronMながら1.4GHzとなかなか高速だ……な!? なにッ!? おッ、遅いっ!! なんだこのモッサリ感は。画面のプロパティとかを開くだけで恐ろしく時間がかかる。ウチのMMX233MHzの骨董メビウスより遅いぞ。ウィンドウが上から消えていくのが見えるほどだ。
いったい何をしたのか、持ち主に聞きたいのはヤマヤマではあるが、カワいくニコニコしながら「ウィルスがだんだん近づいてきてるみたい♪」と言われたら、これはどーしよーもない。だが、どーにかして、どーにかしなければならない事態なのである。しかし、普段からLinuxのサポートでは実機を前にもせず、主観に基づくメール上での説明と、ログだけを頼りに数度のやり取りだけで問題を斬りまくっているのだ。目の前にマシンがあるんだからどうにでもなるさッ!!
しかし、なんだこの画面のウルサさは。やたらと「ノートンなんちゃら」というウィンドウが開きまくる。その都度、確認ボタンを押したりしなきゃいかんのだが、ただでさえ動作がモッサリしてるもんだから、ウィンドウが閉じるまでに平気で10秒以上かかったりする……もぅ、キレそうである。
モバイルモードになっていてCPUクロックが落ちているのか? 電源コード挿してるしなぁ……だいたい、CeleronMにはそんなに高度なクロック制御機能はなかったはず。なにはともあれ、タスクマネージャかな。CPU負荷は……ほとんどかかっていない。じゃ、なんだ? ディスクのフラグメントか? チェックしてみる。確かにグチャグチャになってはいるが、まだ使い始めて数週間である。ほとんどが空きエリアだからフラグメントでここまで遅くなることはないだろう。
……こーゆーことがあるから、ウィルス防御系のアプリは吐き気をモヨオすほどキラいなんだよッ!! とりあえず、アンインストール。これがまた時間がかかるったらない。作業の順番がマズかったのか、アンインストール中にハングアップしやがるし……。
何度か再起動しつつ「ノートン・ウィルスを駆除」した結果、起動時のコミットチャージを200Mソコソコまで減らすことができた。先日にも書いたが、Win2kなら起動時は80Mソコソコだぞ。だが、あまり強烈にカスタマイズしてしまうと、初心者の女の子には扱えなくなってしまうから、壁紙をなくして、いくつか自動起動する余計なアプリケーションを「窓の手」で駆除する程度にしておく。これで、起動時のコミットチャージを180M程度まで減らすことができた。まぁ、あまりハデに使わなければこれで十分だろう。
ついでなのでパッチを当てておいてやる。WindowsUpdateを通したら数十個のパッチが当たった。まったくもって、ウィルス対策なんてパッチ当てと「知らない人から来たメールは開かない」で十分である。パッチ当てが終わったら、一旦、仮想メモリをオフにして、再起動。デフラグをかけてから、改めて固定で512Mバイトを仮想メモリに割り当てる。これで、完了!! 見違えるようにサクサクと動くようになった。
しかし、返す返すもムカつくのが「ノートンのバカ」である。契約して欲しい気持ちはわからなくもないが、メモリを256Mしか積んでいないPC上で、まるでPCを使い物にならない状態にしながら営業活動を行うなッ!! 非常識もはなはだしい……というか、コレはもう「サイバーテロ行為」にほかならないだろう。いったい、誰が所有しているPCだと思っているんだ。腹立たしい!!
そんな状態にして出荷するHPも頭がどうかしているとしか思えない。儲かれば何でもいいのか? まぁ、このPCがオイラの手元に来るまでにどんな経緯をたどったか、詳しい経緯は知らないから、出荷時はもう少しマトモだったのかもしれないが……だが、ほとんどファイルが入っていない1.4GHzのPCである。しかも初心者の女の子の、だ。どう考えても、ガンガンとイジられた結果、こうなったとは思えない。やっぱりプレインストールの時点でこんな状態なのだろう……ったく!!