SVX日記

2004|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2023|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2024|01|02|03|04|

2009-06-10(Wed) 「JS-1V」Wii対応化

  肝心の「Wii乗っ取り」用の部材が入手できず、いまだ「既存のゲーム機のガワ交換」に過ぎない状態の「JS-1V」であるが、本日、Amazonからイケニエバーチャルコンソールゲーム用コントローラが届き、いそいそと工作を始めるのであった。

  画像の説明

  購入したブツはコレだ。この製品には、元祖ファミコンカラーを含む4色がラインナップされているが、正統にWiiらしいヤツを選んでおいた。というのも、将来的に「JS-1V」を元祖ファミコン対応にする際(!?)に混乱しないための配慮である。

  画像の説明

  なお、事前の噂で、妙に十字の押しが固いと聞いていたが、確かにかなりの固さであった。しかし、乗っ取るんだからオレには関係ない。連射を有効にすると全ボタンに対して作用してしまうという制限があるようだが、連射回路はそのうち自分で作るつもりなのでオレには関係ない。また、正式な任天堂ライセンス製品ではないらしいがオレには関係ない。むしろ安いのならば大歓迎……と、動作確認が終わったところで、作業に移ろう。

  改造に当たっての着目点は、容易にガワが開くことと、信号を引き出すためのリード線とハンダを乗せる箇所があること、なのだが……

  画像の説明

  ……ガワがゴクフツーのネジ止めであるばかりか、基板上にパッドまで存在しているーッ!! まさに、乗っ取ってくれといわんばかりの親切構造ではないかッ!! 一本取られたな、こりゃ。素直に利用させていただくことにしよう。

  本体から出ているケーブルの根本の両脇に、ピンバイスでφ3mmの穴を開け、パッドからの配線を引き出せるようにする。左脇からは、上下左右, SELECT, L, GND の7本。右脇からは、ABXY, HOME, START, Rの7本。

  画像の説明

  ちなみに、TURBOボタンは無視した。今回の改造では、元通りフタを閉め、単体コントローラとしても利用できる形態にするので、どうしても連射機能を使いたければ、フツーに本体のボタンを押せばいい。

  で、加工完了。元通りフタを閉めた。上部からコードがなびく状態。この状態は、RC-004レトコン・ナドレと呼ばれ……たりはしない。

  画像の説明

  コントローラの本体は、ジョイスティック本体の箱の中に収めるので、内部に固定するためのプラ版をくっつける。両面テープでもいいけど、せっかくなのでネジ止めにしよう。本体の裏側にタッピングツールで3mmのネジ山を掘る。厚みがわずかなので短いネジが必要になるが、ここで先日購入した電工ペンチがリングに上がるのである。ボルトカッターって、こーゆーモンなのか。ネジ込んでバチンなのね。思ったより力も必要なかったし、加工もキレイだ。今後は、切断を前提に、長めのネジを買っておくことにしよう。ダイソーで400円の工具だが、これはお勧めかも。

  画像の説明

  完成したら、早速、ダライング。んが、最初、ボムが出ないことに首をヒネってしまった。いろいろ試したところ、不思議なことにジョイスティックのフタを閉めるとボムが出なくなる。少しでも浮かすとボムボタンが効く。ホンの少し……であっても浮かせば効くぅ!? ……ん?あーッ、ジョイスティックの内側の部品が、ちょうど中のコントローラのAボタンに当たって押しっぱなしになってんじゃん……アホな理由。

  画像の説明

  よしッ、これはイイッ!! シルバーホークが手足のように操れる。バーチャルコンソールのPCエンジン版ダライアスは、最初にダライアス・プラスが出たときに飛びつき、後に出た戦艦26体が出現する完全版はダウンロードしてないのだが、このジョイスティックで遊べるのならば、改めてダウンロードする価値があるといえよう。

  遊ぶのが久々のクセに、挑発的に「A-B-E-H-L-R」というコースを通ったせいで、Lでタコってしまったが、Lの地形が縦に狭い部分をスイッと抜けることができて快感。これは、ジョイスティックならではだ。これはイイ。やっぱイイ。最高。

  そういえば、いまだカバードコアが抜けられない、PCエンジン版グラディウスIIも、このジョイスティックならばなんとかなりそうだ。PCエンジン版だけに、せっかくの3ボタンが活用できないのは残念だけれども。

  それはそうと、オイラが初めて正式にファミコンを入手したのは、ファミコン版のグラディウスIIが出た時だったりする。でもって、その時もファミコンの十字コントローラにムキィーッときて、バキッっとやって「ムリヤリに自己流でジョイスティックをつなげてた」りするんだよね。

  調べると、ファミコン版のグラIIの発売は1988年12月とある。もう、20年以上前だ。今とは、工作精度も知識も格段の差があり、当時は、コントローラをオシャカにしないまでも、かなりハデにバキッとやってしまった記憶があるが……

  「認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを」

  ……というよりは……

  「やってることが20年以上進歩していない」

  ……といえよう……えぇい、こうなったら、いっちょファミコン版のグラディウスIIもダウンロードしたろかいッ!!