SVX日記

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2004-11-23(Tue) 日立の大煙突ハイキング

  今日は待ちに待った駅からハイキング「日立の大煙突ハイキング」の日である。あ、正式名称は「海と山と音楽の町 日立歴史ウォーキングの道」なのだが、日立の大煙突が妄人的に好きな(理由は後述)オイラとしては、煙突関連のなにかに大期待なのである。

  しっかし日立は遠い。距離も距離なので特急で行きたいところなのだが、値段も値段なので鈍行で行くのだ。んが、なんと相手は自動販売機で切符の買えない距離(通常JRでは1,620円まで)である。2時間以上の時間も要する。まさに映画1本観る時間と値段。だからそのつもりで車窓を楽しむのだ。のんびり行くのもいいものである。

  尻が悲鳴を上げそうになった頃に日立駅に到着。というか、到着間際にイッキに盛り上がってくる工場風景。これみんな日立関連の工場かよぉ、すいよぉ、もくよぉ……。まさに日立のお膝元。駅の前から日立だらけである。むしろ日立に好感触なオイラからすると心地よい。

  なんだかサンタクロースみたいなムシがヘバリついている日立シビックセンターで受付を済ませ、歩き出す。今回は一部案内者付きイベントということで、ますはゾロゾロと日立の創立者小平さんの記念館に向かう。チャンネルが1〜6までしかないレトロなテレビとか、手回しの脱水洗濯機とかオモロいモノがたくさん……が、なんでもいいけど、いつもにも増して参加者の年齢が高いなぁ。ジジババばっかりだぞ。

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  そんなこんなで小平記念館を後にして、気がつくと目的地のカミネ公園だ。おぃッ!! ちょっとまてッ!! 煙突はどーなったんじゃッ!! チラチラと遠方に見えるものの、ちっとも近づかないぞ。最後のポイント「新田次郎文学碑・大煙突」からは素晴らしい煙突風景が見える……と期待したのに、木が茂っていてサッパリ見えないッ!! どーも、煙突はどーでもいい扱いのようだ。

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  日立の大煙突が日立の歴史に大きな役割を果たしたことを私は知っている。だからこそこのハイキングで、もっと煙突について深く知ることができる、もっと煙突の近くに寄れる……と思っていたので、かなり勝手にショックを受けてしまった。だからここで私の知る限りの話を、ここで勝手に講義してしまうのである……と思ったが、以前に私が書いた文章のが、今の私が書く文章よりかなり熱いのでそっちを読んでもらいたい。要約すると「日立の親会社は正面から公害問題に取り組み、最後に大煙突を建てて解決した」という美談である。ちなみに、この付近はカミネ(神峰)という地名だが、公害のカネミと一緒にするなかれ。こっちは見事に公害を押さえつけたそれと正反対の聖なる場所なのだ。

  ショックを受けつつもカミネレジャーランドで遊んでしまうのである。年甲斐もなく「ビックリハウス」に乗るのだ(部屋が回転するよくあるヤツだ)。実はガキの頃、何度も乗った記憶があるのだが、どーにもそのアトラクションの意図がわからないままだったのだ。というのも、オイラは当時からアレゲなお子様だったためか、振り子の軸部分に興味を奪われ、乗るたびにそこばかり注視していたのだ(手をハサむと危ないという注意書きがあったのも目を引く原因だった気がする)。振り子の軸部分ばかり見ていれば、当然ながら自分が単なる振り子運動をしていることは一目瞭然で、子供ながらに「この乗り物は意図不明」と思っていたのだ(我ながらカワいくねぇ……)。で、今回はその復讐戦なのである。

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  ビックリハウスの中に入り、まず目が行くのはやっぱり振り子の軸部分だ。おぉぅ!! しっかり覆い隠されているぞ!! そりゃ、安全のためにも、夢を壊さないようにするにも、こーでなくちゃいけない。うむうむ。オイラとカミさんに続き、後から子供もふたり乗ってきた。ほどなくして、回りだす。意識して、自分が回っているかのように感じてみる……うーむ、まぁ、垂直になったような感じまではしたかなぁ……と、終わった。戸が開いてオジさんが顔を出す。オジさん子供に向かって「びっくりした? 部屋が回っていたんだよ」……て、それを言ったらオシマイやがなー!!

  その後、ホリゾンかみねという施設で、ひとっ風呂浴びられるということなので、ひとっ風呂浴びる。まぁ、フツーのフロであった。上がってすかさず500mlのビールをインストール開始する。うまい。インストールしながら、ルービックキューブをイジりまわす。なんでルービックキューブが手元にあるかは、明日にでも書くとしよう。

  インストールを完了し、ハイキング参加者用シャトルバスで日立駅前まで戻る。最近は9.5kmという歩行距離もなんでもなくなったなぁ、などと考えているうちに、すぽーんと駅前だ。さて、すぐ帰るのもなんだし……ということで気になっていた日立シビックセンターに入ってみることにする。中は概ね科学館になっている……というのはいいとしてなんじゃッ!! この大人510円、子供310円という入場料はッ!! 日立の意向か日立市の意向か知らんが、日立といえば技術の街だろ? そんな街で科学館に入場料をとってどうするよ。お子様にはどんどん科学館に来て……いや、むしろ通ってもらって、ガスガスと興味を持ってもらわなきゃイカンだろーに。Inspire the Nextのコピーが泣くぞ。ちなみに、市川にあるの現代産業科学館はすっげぇリキ入ってて入場料はタダだぞ。毎週ビッグな実験イベントもあるほどだ。まさに「通わせる」ための工夫をしているのだ……と思ったら、今年の4月からさりげなく有料化しとるがな!! なんだよもー。チバ・ケーンも、ケン・イバラギもダメダメじゃん。

  それはそうと、入場料をケチるわけではないのだが、屋上に向かった。なんでも、今日は屋上を無料開放してるらしいのだ。ロケット風味のエレベータで屋上へ。屋上にはプラネタリウムの頭が出っ張っている。そして、すっげぇシュールなのは、そのテッペンに向かって斜めに階段が伸びているトコロ。これって、Myst!? っていうか、Riven!? という光景である。で、ウッキウッキしながら階段を上り始めたのだが、すっげぇツマンネェことに途中に柵がありやがんの。こんなもん上までいかせてくれてもえーやんか。あー、ツマンネェ。脇の展望窓から街を撮ったら「現代の町を低空飛行で飛び去るエンタープライズ号」みたいな写真が撮れたけれども、あー、ツマンネェ。

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  帰りは350mlのビールを追加インストールしつつ、ゲテモノのホワイト柿チョコをアドインしつつ、再び長い電車の旅。帰りも鈍行だ。電車でのビールは500mlを超えた辺りがもっとも気持ちよいところなのだ。そんなに面白くなかったマルドゥック・スクランブルを読了しつつ、うとうとしながら帰宅。家で晩飯くうのも面倒なので、駅前の居酒屋で更に燗酒を2合上書きインストール。ぐぅ。