SVX日記
2024-08-15(Thu) 人間ドックに王道はないんだワン
自分はもう4年ぐらい前から、キッチリと運動習慣を身につけていて、既にスッキリとしたカラダを手に入れ、維持できているからだ。じゃ、どんな対策をするかといえば、少しだけ炭水化物を絞って、よりスッキリしたカラダになることと、胃カメラで必要になる絶食に備えることだ。
自分はボディビルダではないが、一応、そっち側の世界の知識もカジっている。意外かもしれないが、彼らは常にバッキバキのカラダを維持しているわけではない。脂肪の量を極限まで落としたバッキバキ状態の維持は極めて困難で、実は健康には良くないのだ。病気になりやすいほどらしい。だからコンテストの日にピークに達するように調整し、その後はすぐに緩めるのである。
今回、自分がやったのも程度は違うが似たようなもので、普段はドンブリイッパイ食っている昼と夜の炭水化物を少し減らす。それだけで10日で1kg減るのだ。普段の筋トレでそういう「燃費の悪い」カラダに仕上げているから。で、人間ドックが終わったら緩める。
そして絶食への備え。これもボディビルダの世界の話だが、カラダは小さな穴のあいた風船みたいなもので、空気を入れるのを緩めれば、緩めた分だけ徐々にシボんでいくものなのだ。つまり、運動量と栄養素の供給を緩めれば、緩めた分だけカラダも徐々にシボむ。一度ムッキムキに仕上げたらそれで終わりではないのだ。ムッキムキであればあるほど、運動量と栄養素の「継続的な激しい供給」が必須なのだ。
「ダイエット」なんて言っている連中は、ここを誤解している人が多い気がする。運動であれ、食事制限であれ、それで痩せたカラダを維持したいのならば、ずっと継続する必要があるのだ。「リバウンド」なんて特別な現象でも何でもないのである。近所のジムに「人生最後のダイエット」なんて宣伝文句が掲げてあるのだが「目標に達したら終わるから最後」なのか「目標に達しても継続するから最後」なのか、どっちの意味なのだろう。ジムの経営者なら知らないはずはないだろうからミスリードを誘っているのか。真実は間違いなく後者だ。ワルキューレの「AXIA~ダイスキでダイキライ~」の「♪もう君を想い出したりしない、だって一度も忘れることないから」みたいだな。
だからこそ、ボディビルダが恐れるのが運動量と栄養素の供給のストップである。「カタボる」からである。「カタボる」とは「カタボリックする」という意味で、要するに筋肉をエネルギーに変換することで減らしてしまう事象を指す。筋肉は使い続け、タンパク質で増築し続け、必要なエネルギー量は炭水化物から供給し続けたいのだ。ボディビルダに絶食は禁忌なのである。
自分はボディビルダではないが、上記のような理屈を知っているから、絶食も禁トレもモノスゴくイヤなのだ。なにより、筋トレもジョギングも、イザ禁止されると、妙に手持ち無沙汰になって落ち着かない気持ちになってしまう。数年前までは運動が好きな性格じゃなかったのになぁ。運動習慣って、逆に怖いわ。
実は先日、Amazonで衣料を買った。暑いので外に着て出られるゆったりとしたタンクトップと、ミリタリテイストのパンツなのだが、前者が2XLなのに、なんと後者はSである。2XL, XL, L, M, Sであるから、上半身と下半身とで4段違いである。サイズを確認した上での注文なのに、さすがに大丈夫なのか不安だったが、届いたらピッタリであった。それが上で着けているパンツだ。腹回りにはまだ余裕がある。しかし、この歳でタンクトップ着て外に出られるのは、ちょっと誇らしい。運動するようになってホントによかった。前にも書いたが、猫背も撫で肩も胃下垂も、筋トレで治るのだ。