SVX日記
2024-08-17(Sat) こういうチョップリフターがいい
なにしろ捕虜が「手を振る」という仕草が衝撃だった。チョップリフターだ。詳しい経緯は忘れたが、最初に目にしたのはオリジナルのアップルII版だった気がする。その時はプレイすることはできなかったが。ヘリコプタで飛んでいって、攻撃して、救助して戻る。救助っていうアクションがヘリならではだ。戦争ゲームでも、壊すだけじゃなくて助けるってのがイイ。
しかし、なんというか、ゲームとして破綻していないか? ロクに狙って攻撃できない。ロクに攻撃が避けられない。セガの移植したアーケード版もあるんだが、破綻したゲーム性は似たようなもの。セガらしくない。遊びたいのはそういうゲームなんだから、もっとちゃんと作ってよ。なんでそうなるんだよ。
思い返せば、メガドライブで「デザートストライク」というヘリのゲームを遊んだことがある。サイドビューじゃなく、クォータビューだったが、ずいぶん熱中して遊んだ。自分は、そういうゲームが好きなんだ。で、当然のように続編の「ジャングルストライク」を買ったんだが、なぜか操作方法が変わっていた。厳密に言うと「デザートストライク」では3種類から選べたのに、それが固定になっていた。で、ロクに狙って攻撃できない。ロクに攻撃が避けられない。数日は遊んだが序盤で放り投げた。なんでそうなるんだよ。
で、先日、セールということで、なんとなく「コンバット!サーチ&レスキュー」というゲームを買った。100円だし、たいした期待もしていなかった……けど……アレ? これじゃねぇの? 俺が遊びたかったのって!?
画面がサイドビューなのはチョップリフターと同じだが、ヘリに耐久性があるので、被弾一発ではミスにはならない。いわゆる体力制。自分は基本的に体力制は好きではないのだが、フワフワとしたヘリの挙動を再現するならば、キリキリと弾除けしたりはできないから、そうデザインするほかはない。まぁ、実際のヘリも機銃一発では落ちないしな。
なので、被弾ゼロにはできないが、被弾しにくいマニューバをすることが、ゲームの肝になる。そしてヘリの操作方法が衝撃。なんと、基本「L」と「R」という、ふたつのデジタルボタンだけ。それなのに、それで自在に空を飛ばしている感を味わえる。なにせイカにもヘリっぽい浮遊感が秀逸で、離陸も着陸もホバリングも、すごく「してる」感があるのだ。まさに、こういうチョップリフターが遊びたかったんだよ、オレは!
そりゃ、細かい粗はいくらでもあるけれど、定価でも800円なので文句をつけてもしゃーない。むしろ、もっとお金を取っていいから、ステージのバリエーションとか増やして欲しいくらいだ。コンプリートしちゃったんだよ。スターもドッグタグも。しゃーない、もう1回データ消して最初からやるさ。
調べると、このゲームの開発元はハンガリーのInvictus Gamesってトコらしく、原題は「Dustoff Heli Rescue 2」。2作目だったのね。前作に「Dustoff HeliRescue」と、最新作に「Dustoff Z」があるようだが、どっちも日本のスイッチ向けにはリリースされていない。残念。