SVX日記
2011-04-25(Mon) 感想★マギカ
しかし、まどかのマミに対する4話の語り「ひどいよ……みんなのためにずっとひとりぼっちで戦ってきた人なのに、誰にも気づいてもらえないなんて、そんなのさみしすぎるよ……」が心を刺す。でも、そういう想いを抱けるからこそ、自分がそうなることも厭わない人間だったのだと思う。
個人的には、観念的すぎる終局は好きじゃないが、観念的すぎもせず、この内容なら納得。でも、もう少しお気楽な明るい最後でもよかったんじゃないかと思わないでもない。なんだかんだいって、好みのさやかがキレイに救われたから、まぁ、いいけど。
一部では、QBに対するカタルシスが足りん、なんて意見もあったが、逆だろ。あそこまで悪意なくスカしたヤツには、足下をスクわれていて、なお、得意げに語らせる、なんて、究極の屈辱だ。これをカタルシスといわずしてなんといおうか。
・まどか、魔女を消し去り、別の次元へ ↑ ・ほむら、繰り返しにより、まどかに因果を重ねる ↑ ・ほむら、まどかを救うために契約、繰り返しを始める ↑ ・まどか、ワルプルギスの夜に負ける ↑ ・まどか、マミに誘われて契約する(たぶん) ↑ ・マミ、交通事故で瀕死になり、契約する
こうなると事故の原因がどこにあったか、ということになるが、詳しく語られてはいないが、魔女や使い魔の仕業ではないのではないか。なぜなら、それらが影響していたとすれば、魔女が消し去られた世界で、マミは魔法少女になっていないはずだから。
しかし「ほむら」の、右側が「まどか」に見える、というのは、やはり意図した設定だったんじゃないかと思う。「ほむら」の中に「まどか」がいる。これ、オイラが2chに書き込むまで、誰も考察していなかった気がするが。
ひょんなことで、神林長平の「完璧な涙」を読み返し始めたが、奇妙にオーバラップする設定があることにも気づいた。マギカの脚本の虚淵玄氏は「敵は海賊」のトリビュートを書いているし、きっとマギカの中にも「完璧な涙」が一粒くらい、入っているんじゃないかと思う。
ん? 漫画版が出てる!? 何というタイミング……。