SVX日記
2007-03-07(Wed) USBメモリが熱いッ!!
ずーっと前に購入した赤いUSBメモリ。デザインが痛く気に入っており、モバイルなcvsリポジトリを主な用途に、今日も毎日愛用している。愛用のあまり、キズだらけになっており、チェーンもブッちぎれてしまっているが、そのイモータルな感じは今も健在である。
しかし、ずぅーッと気になっているコトがあった。それは発熱である。USBメモリっつったって、たかがメモリだ。それが挿してあるだけなのに、かなりホットになるのだ。持てないほどではないが、かなり熱い。外装で40度を超えている感じ。
ずっと「PCとの相性が悪いのかな」などと思ってたが……ちょっと待てぇぃ!! んなワケがあるかッ!! USBメモリの温度を上げるPC側の要因なんて、電圧と読み書き動作の頻度くらいなもんだろう。USB端子の電圧は5V固定なのは言うまでもなく、たいして読み書きさせてないのも確認済み。つーことは、USBメモリに要因があるってことじゃねーか。だいたい、こちらも痛く気に入っており、愛用しているワイヤレスマウスのレシーバモジュールは、さっぱり熱くなったりはしない。
なんで今まで気づかなかったんだろう。サクッとバッファローのサイトで仕様を確認してみる。ふむん。平均250mA以下ね。なるほ……
……そりゃ、高すぎだろうッ!? だって、一般的なUSBの給電容量はポートあたり500mAだ。最大値の半分が平均だなんて……ポータブルHDDみたいな回転モノで平均300mAってなら、まぁ納得もするケドもさ。そんな電力を消費して、コトリとも動きもしないUSBメモリなら、そりゃ発熱するしかないだろうさ。
USB機器ということで、関連して調べてみる。わが社で扱っている(!?)USBシリアル変換チップの消費電流だ。松林コースのFT232BM、松原BコースのFT245BMでTyp.25mA。一世代前の松原コースのFT8U245AMでもMax.50mAだ。そりゃ、USB1.1のフルスピードに出さない仕様だし、メモリ自体の消費電力も入ってないが、チップ単体で25mAというのは、USB接続を前提とするチップとして常識の範囲内と思える。
だいたい、ノートPCの電力は有限なのだ。250mAが稼働時間に及ぼす影響を考えてみる。オイラの使っているノートPCのバッテリの容量は定格11.1Vの5200mAhである。標準消費電力は18Wとあるので、18W / 11.1V = 1621mA、5200mAh / 1621mA = 3.207h、3時間チョイの稼働時間となり、だいたい計算が合う。
ここで5Vで250mAなUSBメモリが挿さりっぱなしだとどうなるか。5V x 250mA = 1.25W……って、デカいなぁ、おい。19.25W / 11.1V = 1734mA、5200mAh / 1734mA = 2.998h、0.2時間。12分の短縮である。うーむ、思ったよりは小さいが、決して12分は小さくはないぞ。最初から12分短縮されるコトを知っていれば、挿しっぱなしにすることはタメラわれよう。
こうなれば、消費電力の観点からUSBメモリを選んでみよう。しかし、そんな項目で製品を一覧することは価格.comでもできない……うまくググるのも困難……こんな時は人力検索はてなに質問してみようッ!!
おぉ!! すごいッ!! 前回は回答が付かなかったが、今回はスゴく的確な回答が付いたッ!! 低消費電力を謳って消費電力が75mA以下なんていう製品があったんだねぇ。しかもアルミ外装。これで赤いバージョンがあってストラップ穴が付いている最高だが、この低消費電力の前には何も言うまい。