SVX日記
2022-02-06(Sun) 補修して、散歩して、工作して
昨年の11月末ごろ、出先でロードスターに乗り込んだ勢いで、ハンドル下部に爪を押し当ててしまい、レザーが薄くメクれてしまった。それが、ちょうど2時の角度の辺りだもんだから、気になって仕方ない。悩んだ挙げ句、木工用ボンドをスキ間に流し込んで補修してみた。丁寧に扱っていても、どうしてもやらかしてしまうことはあるんだよな。でもまぁ、割とイイ感じに補修できたかも。
空は雪模様だが、昼前からカミさんとお散歩に出かける。なんとなく、港区の港から遠い辺りへ。もうすぐ移転が予定されている競馬場とか、潰れてしまった大規模ショッピングモールとか、川沿いの公園でも歩こうかと。ついでにスーパー銭湯に寄ろうかと思ったら……なんだ、一緒に潰れてたのか。ダメじゃん。
競馬場に車を駐めて、競馬場内を一回り。実際にレースをしていないことは確認済だが、中継で数レース遊ぼうと思っていたのに、うまく馬券が買えず。あきらめて、散歩に向かおうと思った時に、入り口で配布していた出走表に気付き、佐賀も高知も午後からのレースと知る。なんだ、そういうことか。じゃ、帰りに遊ぼう。
ちょっと吹雪になりかける中、川沿いの公園を南へ向かうと、カモメが大量にくつろいでいる浮島へ。エサくれるんじゃないかという期待で、ギリギリまで寄ってくるが、手の届く距離ギリギリで、シブシブ飛び立つという距離感が面白い。
さて、晩飯を食ったら、少し工作。先日、バッテリフレームを付け替えてみたが、ロッドボルトは元のものを使っていた。しかし、ちょっとロッドボルトが長く、ナットから出る量が多いので、トルクレンチのソケットの奥につかえ、トルクレンチでナットを締めることができない。
一方で、買ったバッテリフレームに付属のロッドボルトは、ありえないほどに長い。バッテリフレームの説明書には「ロッドボルトとボンネットが接触する場合、ロッドボルトを金ノコ等でカットしてください」とあるが、この長さで接触しない車種なんて存在するのであろうか。そして「金ノコ等でカットして」なんて軽く書いてあるが、その作業はそれほど容易ではないと思う。そもそも、いくらなんでも、そんな切り方の説明もないだろうに。
しかし、逆に考えれば、ロッドボルトをベストな長さにカットできれば、微妙に軽量化できるし、トルクレンチでナットを締めることもできるようになる。いやなに、ほとんど気分的な問題であることはわかっている。ほとんど気分的な問題ではあることはわかっているが、やたらとカーボン調のシールをあちこちに貼る行為よりは、いくらかでも意味はあると思う。
つうわけで、ワザワザ金ノコを買ってきた。100円ショップで安く済まそうと思ったが、結局バッテリフレーム代以上かかってしまった。まぁ、次の機会があれば使えるけれど……と、簡単な治具を作り、ナットの隙間で切断位置を固定し、ゴリゴリとやる。最初はテスト。いい感じ。そして、本番。
金ノコをネットで物色していたら「対象物は切れません。切れるのは息だけ」というレビューを見つけてウケる。自分が購入した刃は割と順調に切断してくれた。ステンレスは硬い。力ではなく、手数で切るのがコツのようだ。
ちなみに、ナットを通しておいたのは、切断位置を固定する意味もあるが、ナットを外す時に切断面付近の潰れたネジ山を整形させる意味もあったのだが、特に抵抗もなく外せてしまったので杞憂だったようだ。切断面は割とキレイだが、電動ルータと砥石で整形した。うむ。よいデキである。