SVX日記
2022-02-03(Thu) 伊賀を一周する
「乗りつぶし」という表現が適切かどうかはわからないが、バスでも電車でも「始発駅から終着駅」まで乗ることに、ちょっとした楽しさを感じる。同じように、国道X号線を「始点から終点」まで通行することにも、ちょっとした楽しさを感じる。
2018年の3月末には、2泊で能登半島を一周したが、帰りには国道41号を乗りつぶすため、わざわざ始点(実際には終点)まで移動して帰路についた。名古屋の終点(実際には始点)に到着した時は、なかなかの達成感であった。
で、ちょっと前から気になっているのが「伊賀コリドールロード」という路線である。広域農道であるが、周回路となっているのである。全長約100kmで走りがいもある。しかし、そこそこ曲がり角は多く、案内標識はほとんどないので、間違わないように完走することは、そう容易ではない。
事前にグーグルマップで調べ上げて、全コースをナビに入力してしまえば……という方法もあるだろうが、それじゃ面白くない。コースを調べ上げるのはいいし、ナビを利用するのもいいが、コースはすべて頭の中に入れ、ひとつも間違えることなく一周を走り切る、というのが勝手に決めたルールである。
「伊賀コリドールロード」でネットを検索すると、全線走破した旨のブログが多くヒットするが、大半で「道がわかりづらい」と指摘されている。いや、だからこそいいんじゃないか。何も考えずに誰でも容易に達成できてしまうことなんて、やる意味が薄いと、自分は思うのだ。
せっかくなので、イベントも計画する。普通なら、名阪国道との交点である、上柘植ICか大内ICを起点にするだろうが、たまには温泉でゆっくりしたいのだよな。周回路近傍には「もくもくの湯」があるが、最近は平日休みのようだ。「さるびの温泉」というのもあるが、周回路からはだいぶ離れている。いや、まてよ。逆に周回路へのアクセスの途中に入れ込めば無駄にならない。交通量の少ない美味しそうな山坂道だしな。
というわけで、ナビの地図上で何度か走行シミュレーションして、いざ出陣、である。25号の入口までは、最近お気に入りのフラワーロード経由で向かう。旧25号から南在家ICの横を抜け、さるびの温泉へ。そこから西へ向かって、伊賀コリドールロードへアクセス。南下して、周回開始!
しかし、何ということか! 開始してしばらくして、気がつくとコースアウト……ナビの縮尺によっては表示が省略されてしまうルートが含まれていたとは想定外。いきなりテンションがガタ落ち……しかし、気を取り直して、再開。というか、思いのほか狭い道(三重県道693号)が含まれているのだな。
その後は、特に危なげなく大内ICに到着。予定通りドライブインを見物し、少し遅い昼飯をとる。しかし、ホルモン定食、ちょっとアゴが疲れたのと、何かが歯に挟まったのが難点だが、これはウマくないわけがない。リアルなじゃりン子チエな店だな。満足。