SVX日記
2005-07-02(Sat) ライツアウトにノックアウト
転職後、初の休日。これからしばらく、実家で過ごすコトになるので、この時のために用意しておいた、無線LANルータを取り出すのである。二階のADSLモデムのあるオヤジの部屋にルータをセットし、適当にセットアップ。おろ? 想像以上に簡単に設定が完了してしまった。
さて、問題は電波が一階まで十分に届くか、であるが……一階の居間はギリギリだ。途切れ途切れって感じ。使用に耐えない。んじゃ、オイラのメインの作業場となる一階の和室は……おぉ!! OKだ!! しかも電波条件は100%バリバリだ。そんなに距離に差があるようには感じないが、アレか。別に電波は階段をトコトコと下りるワケじゃないから、あとは電波を遮る鉄板の有無か。まー、なんにせよ、とりあえず、ネット接続である。快適である。よかったよかった。
早速ではあるが、環境構築である。デカい机があるので、それの上にアイテムをひろげる。一瞬でいつもの作業場な雰囲気になってしまった。無線LANでネットワークが来ているので、自宅サーバとの接続もほとんど変わりない。開発に使うcvsへの接続も、サーバ管理のためのsshでの接続も、いつもどおり。違いはsambaが使えないコトくらいだが、ビデオ録画を観たい場合はftpすればいいだけだ。これって、ユビキタス!? オイラ的にはこれで満足ですわ。
で、オモムロにこんなモノを取り出す。その筋からの借り物である。かなり以前にちょっと流行った「ライツアウト」というパズルゲームだ。基本ルールは簡単。ボタンを押すと、押したボタンとその周囲上下左右の5つのボタンの点灯状態が反転する。最初に与えられた点灯パターンをすべて消灯(=ライツアウト)すれば勝利である。
なんでも壊れているらしいとのコトだが、そんなモンは、文字通り「フタを開けて」みなくてはワカらないのである。とりあえず、裏ブタを外し、基板を外す。非常にシンプルな回路だ。制御部はちょっと前の「缶ゲー」と似たような感じのマスクロムである。電池が腐って液漏れし、周囲を汚染しまくっているので、その辺をキレイに掃除してやれば動くんじゃないだろうか?
年代モノなので、かなりホコリをカブっている。分解ついでに、いつものようにジャブジャブと洗う。ピカピカになれば気持ちいいしね。特に電池ボックスの緑サビみたいなのは、歯ブラシでガシガシ。思ったよりはキレイにならなかったが、まぁ、こんなモンだろう。
電池ボックス周辺の配線も腐っているのでやり直す。で、フタを開けたままスイッチオン。ピロピロと音がして、ボタンを押すと反応する。お? モトの動作がワカらんのでアレだが、なんか意味のありそうなパターンが明滅したりする。治ったのか?
組み上げて、遊んでみる……が、なんじゃこれ。説明書がないのでゲームがスタートしてるのかどうかも、よくワカらんが、どう考えてもこちらの押したボタンに対してマトモな反応を示しているようにみえない。うわ。壊れているって、こーゆー壊れ方なのかよ。やべぇ……。
もう一度、開腹して、電源安定用の電解コンデンサを交換してみる。オイラはSVXのエアコン修理の成功以来、バカのひとつ覚えのように電解コンデンサを交換しまくっているが……ダメだ……状況に変化はない。これじゃ、ゲームにならないぞ……うひゃー、さむー。