SVX日記

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2006-03-01(Wed) 古い音楽テープにも負けない

  先日、PCを新調したので、手持ちのCD百数十枚をすべて放り込んだことを報告したが、懐かしい曲を聴いているうちに、なんだか物足りない気分になってきた。あの曲がない……そうだ、あれはテープ音源なのだ……わずかながらではあるが、大事に保管してる音楽テープがあるのだ。聴きたい音はそこに入っているはず。

  iTuneミュージックストアにあるものなら買ってしまいたいが、彼の店とはいえ、そこまで完璧なラインナップではない。こーゆー時はあれだ。まだ動くカセットテレコで再生して、PCに転送してしまえばいい。

  ちょうど先日、soxをインストールした時にplayとrecというアプリがインストールされたのだった。こいつが使えるといいのだが……Cygwin上でも動くのか? ……動くじゃん!! まったくもってCygwinというヤツは期待できない時に限って、しっかり期待にこたえるヤツである。

  テレコとPCをステレオラインケーブルで繋いだら……

rec -c 2 -f s -r 44100 -s w akira.wav

  ……で録音開始。テレコの再生を開始する。あとはテープが再生を終えるのを待って、CTRL+Cで録音を終了するだけ。まさに、ダビングの要領である。

  画像の説明

  1時間の録音を行うと、600MBを超えるデカいwavファイルができる。これをそのままmp3に変換すると、当然ながら、聴く時に不便でしょうがない。やっぱり曲ごとにチョンチョンと切らなければならんだろう。だが、この600MBを超えるデカいwavファイルが扱いづらいったらない……普通なら!! しかし、オイラには「CCCDに負けない」で作ったwavカッターがあるのである。再び引っ張り出して効率よくチョンチョンと切ってやるのである。

  自画自賛で恐縮だが、自動で切るのでなく、キッチリと手動で切りたい場合、このツール以上に便利なツールはないと断言しよう。Cygwin上で動かす場合は、cccdct.conf.rbを以下のように設定すると、本ツール必須のインスタント再生機能が利用できる(要soxのplay)。

WavPlay = '/usr/local/bin/play'

  なぜか、curseモジュールのbox関数が動かなかったので、すべての行を無効化したが、まぁ、基本動作には問題ないだろう。また、ファイルを書き出す処理の中でファイルのクローズを忘れていたので、一番最後に書き出した曲だけ、プログラムを終了するまでメディアプレーヤで再生できないというプチバグがあったが、それも修正した。ここに置いておく。細かい使い方は起動してから「?」で確認していただきたい。

  しかし久々にテープの音を聞くと……こりゃヒドい。まぁ、かなり雑に保管してあったし、古いカセットテレコでの再生なんだけどさ、なんつーか、露骨にうねりが感じられるし、音にキレがない。そう考えると、レコードとテープしかなかった状態に突如現れたCDというヤツは、思い返すほどに「オーバーテクノロジー」であったという気がしてくる。もう、20年も前のコトなんだものねぇ。それでいて、いまだにCDって第一線の音楽フォーマットに君臨していて、特に不足も感じない。それに引き換え、もう次が出ているDVDのふがいなさと言ったら……(ま、こっちの普及もどうだかわからんけど)。