SVX日記

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2005-09-11(Sun) 某国のイージスに浸る

  「亡国のイージス」を観にいった。この作品、いつ頃かは忘れたが、話題になるかなり前にひょんなコトから原作を読了していたりする。以前の職場の隣の同僚に「面白いから読んでみなよ」と本を借りたのだ。あまり、人から薦められた本を素直に読むコトの少ないオイラだが、この作品は「半ば軍事オタクの趣味の産物だろ」とバカにしながら読み始めたトコロ……面白いじゃん!! かなり爽快な活劇である。くたびれた自衛隊のオヤジと、若くて切れている特殊工作員の、大活躍である。色恋沙汰は一切なく、適度にドンパチを取り混ぜ、ラストまで一気に突っ走っていく。

  以前に読んだ「忍者レイ・ヤマト」シリーズを思い出した。作者は、もう過去のことにしたいのかもしれないが、今は歴史物を書きまくっている井沢元彦の作品だ。現代に生きる忍者の大活劇。こっちは、リアリティこそ低いものの、亡国のイージスよりも数段スケールが上だ。もう一度、読みたい気がしてきた。4冊くらい出ていた気がするが、オークションでまとめて買うのもいいかな。

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  話を戻して「亡国のイージス」の魅力はなんだろう? リアリティ? アクション? 原作を読んでしばらく経つので忘れてしまった。ストーリーの概略と、面白かった、というコト自体は記憶しているのだが、心に何が残ったかといわれると記憶にない。さて、前置きが長くなったが、そういう状態で映画を観にいった。

  で、観た。くたびれた自衛隊のオヤシの役が真田広之。どう考えても原作に比べてカッコよすぎるだろ!? と思ったが、見た目もダサくまとめているし、あまりカッコよくも演じてない。これはなかなかの配役ではないだろうか。それから、若くて切れている特殊工作員の役。名前は忘れたがスッゲェキレ顔の兄ちゃん。オイラ的にはこれ以上の配役を考えられないほどのジャストフィットであった。艦副長の寺尾聡も、ものすごい存在感を醸し出している。実際に語ることなく、そこに居るだけで語る役者である。すげぇ。ダイスの佐藤浩一。何かを腹に抱えつつ、張り詰めた雰囲気がカッコよすぎ。悪役の中井貴一もこれまたイイ。普段、カッパやタヌキとミキプルーンを食べているのがウソのような好演であった。

  映画の内容は、完全に原作を踏襲する形。原作を読んでいないと説明不足かなとも感じたが、なかなかどうして、あれだけの情報量をよくこの時間に詰め込んだと感心する。ダルく感じる時間もないし、適度な時間間隔で、アクションが挟まれテンポもいい。自衛隊全面協力だけあって、安っぽさを感じる映像もほとんどない。邦画で久々に納得できる作品だと感じることができた。

  ただ、難を言えば、スッゲェ金がかかっている映像がない感じ。序盤のクライマックスである、乗っ取られたイージス艦からのハープーンによる攻撃で、自衛隊の護衛艦が沈没するシーンは、艦橋での「全員!! 衝撃に備え!!」というシーン(これ自体はすごいリアリティだが!!)の後、カメラがぐぐーっと引いて、着弾シーンは、ライターの火がポッと着いただけって感じ。そりゃ、これも表現方法のひとつではあろうが、なにも「処女を失ったコトを花びらがハラハラと散ることで表現する」ではあるまいし、アレはあんまりではないだろうか?

  また、モノスゴいテロが企画されているのに、その緊張感がサッパリ伝わってこない。ココは一発、テロが起こって地面が死体だらけになっているような、想定映像を出すと違うと思うのだが、お金がかかるからか、そういう映像もなし。実は、この映画、意外とお金がかかっていないのだろうか? ほとんどイージス艦の中のシーンだけで済んでいる気もするし……。ま、それはそれで、工夫なのだけれど。

  欲を言えば、時間内にひととおり原作を踏襲できたのはいいが、原作にあるエピソードを全面に平坦に伸ばしてしまっており、今ひとつ映画を観た後に残るものが少なかった気がする。あまり監督の色を出すのもどうかとは思うが、主役のふたりのどちらかの過去にスポットライトを当てるなり、もう少しひとりの登場人物に感情移入させてもいいのではないだろうかとも思った。原作では、どちらもそれなりの過去が描かれていた気がするので。

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  さて、日本のイージスを片付けたところに、ちょうど届いたのが連合の……というかザフトのイージスである。先日よりガンダムSeedにハマっているのだが、終いにはアマゾンの送料無料にカコつけて、プラモを購入してしまった。このイージス、カギ爪形状に変形するのがウリの赤いガンダムで、オイラはシリーズ通して一番好きだ。

  まー、いい歳してガンプラかよ!! という意見もあろうが、久々にプラモデルを作るのも悪くない。なかなか楽しい。かなり楽しい。しかし、アレだ。アニメの世界では、変形はロボットの花であるが、ここ最近は、実際に完全変形をオモチャで再現しなくてはならないから、メカニックデザイナーの苦労も伺い知れるというモノだ。

  変形といえば、マクロスのVF-1バルキリーが最初だろうか? 初めて変形の仕組みを知ったときは、かなり驚いた記憶がある。なにしろ、それほど破綻なく、飛行機が人型になるのである。厳密に言うと、若干スタイルに崩れが出るが、なにしろ絵の中だけに留まらず、現実の世界(つまりプラモデル)でも変形するというのには驚いた。

  そして今回のイージスである。こいつはアニメでチラと見たときから、かなり無理のある変形だから、現実の世界では再現などできないだろうと思っていたのだが、ほぼ完全に再現するらしい。しかも、プラモデルの作例を見る限り、スタイルの崩れもほどんどない感じ。話によると最近のアニメは、最初からオモチャの売れ行きを見込んで制作されるらしいから、最初から「変形がオモチャで再現できるコト」という条件付きでロボットがデザインされるのだろうな。やっぱりCADとかを使ってデザインするのだろうか? まったく、ご苦労なコトである。

  というわけで、そのヘンの変形手順へ驚くコトも楽しみにしつつ、ボチボチ制作することにしよう。わくわく。わくわく。