SVX日記
2005-09-22(Thu) クラッシュダンプ、レディPC
そろそろ、目的のクラッシュダンプ機能を試したいところではある。遅まきながら情報収集。「Linux、クラッシュダンプ」あたりでストレートにググってみる。ふみふみ。キーワードは「lkcd」だな。Fedoraからパッケージを探す……おろ? ない? かろうじてcrashというパッケージの説明文にlkcdという文字列があるだけ。なんだ? Fedoraにクラッシュダンプ機能が用意されてないワケはないのだが……。
lkcdについて調べまくる。どうやら、まだカーネルのメインには取り込まれていないようだ。lkcdのサイトに行っても、カーネルパッチとして用意されている。つーコトは、Redhat(Fedora)が独自に取り込んでいるのか? いや、それっぽくもないなぁ。そもそも、カーネルパッチの対応リビジョンの最新は2.6.9だ。Fedoraのカーネルバージョンは、Core1で2.4.22、2で2.6.5、3で2.6.9、4で2.6.11だ。2.6.9のパッチはFedoraCore3に当てる必要がある。ダメモトでFedoraCore4に当ててみるか? ダメだ……当てられない。エラーが出まくりだ。
結局、職場で先輩に聞いてみた。昨日、lkcdを入れてクラッシュダンプを試したかったんすけど、入らないんすよ……え!? そなの!? Redhatのクラッシュダンプはぜんぜん違う方式なんですか!? じゃ、なんなんすか? はぁ。diskdumpというパッケージを入れればいいだけ。はーん、なるほど。そんならFedoraのソレを探します……え? ダンプの吐き先はSCSIドライブでないとダメ? lkcdと違ってswapに吐くわけじゃない? かなりハード寄りに実装してあるから、対応しているSCSIカードが限られる!? あー……そーなんすか……はぁ、MegaRaidとか、そんなエンタープライズなストレージ機器、持ってるわきゃありませんよ。とほほほ……。
じゃ、アレじゃん。ここ数日、ゴチャゴチャやってきた作業は、まったく無駄とは言わないまでも、最終的な目的は達成できないってコトか……くやしーなぁ。まぁ、しゃーない。それでも、とりあえずdiskdumpパッケージだけでも入れてみるか。でもって、指を咥えてmanの内容でも見てやろう。
おろ? 対応するSCSIドライバに「aic7xxx」なんてのがある? コレ、どこかで見たような……そうだ!! これは、アダプテックのSCSIドライバじゃないか!? AHA-2940Aだっけ? ウチのメインのDebianサーバ、奇特なことにCD-RはSCSI接続だから、このAHA-2940Aが刺さっているハズだ!! dmesgしてみる……確かにaic7xxxのモジュールがロードされている。まいったなぁ。コレをメインサーバから引き抜いて、実験サーバに挿せば、おウチでクラッシュダンプごっこがデキるってコトじゃん……。
でもな。実は実験サーバにもSCSIカードが刺さっていたりするんだよね。確かI/O DATA社製のだったような。さすがにコッチまでは対応してないだろうな。SC-UPCIとか言ったような……モジュールはsym53c8xx……なにッ!? これもどこかで見た気がするぞ!? わッ!! これも対応カードじゃねーかッ!! なんと、手持ちのSCSIカードは両方とも、クラッシュダンプ対応のカードであった!! 驚いたね、こりゃ。
こーなりゃ、あとはドライブを用意するだけである。ウチには一応、SCSIのハードディスクが2台あった気がするぞ。1台はどこからら引っぺがした、4Gくらいのベアドライブ。もう1台はX68000superにつないで使っていた、500M前後の外付けドライブだ。SCSIのケーブルも5本くらいはあった気がするし、こりゃ、イケるか!?