SVX日記
2005-09-17(Sat) 「紅の魔爪」イージス完成
さて、先週の日曜からボチボチ製作してきた、ガンダムSeedの「イージスガンダム」だが、やっと完成することができた。別に改造もしてないし、色も塗っていない素組みであるが、最近のガンダムのプラモデルは、特に色を塗らなくとも、ほとんど完璧にアニメに出てくる状態のままの色を再現する。昔のガンプラが、色を塗らないと「真っ白」一色だったコトを考えると、大した進化である。
接着剤が必要ないというのも恐ろしい進化である。やるコトは、部品を切り出して、ハメるだけ。少々モノ足りないくらいであるが、まぁ、一部スキ間が空く部分はあるから、必要に応じて接着してもいいだろうし、こだわるなら、パーティングラインを消してもいい。もちろん塗ってもいい。そういう意味で、素晴らしい進化であると思う。そうそう、気がつけば「バリ」というモノも皆無になっている。技術の進化は恐ろしい。
もひとついうと、プラモデルの造形や、可動の仕組みなんかも、かなり進化している気がする。それなのに、製品ラインナップは充実しまくりだ。もともと、プラモデルを売ってナンボ、というガンダムという市場であるが、Seedに登場するモビルスーツの量は、ファーストに比べ、ハンパでなく多い。全部がプラモデル化されているワケではないが、概ね1/100スケールと1/144スケールの2タイプが出ており、主力機では4タイプくらい出ている。それもこれも、やはりCADの進化のおカゲだろう。きっと、相当に設計作業を簡略化できているに違いない。しつこいようだが、素晴らしい技術の進化である。
さて、この辺でムズかしい話はヤメて、完成したイージスを見てもらおう。Seedのプラモデルを作ったのは初めてなので、他と比較はできないが、このイージスは変形するため、他のモノより基本的な強度が劣っているとは思うが、ちゃんと自立するし、スタイルもかなりのモノだと思う。昔のモノに比べたら、ポーズの自由度も格段に高い。かなり遊べるといえよう。
そして、変形してツメ形状にしてみる。これまた、素晴らしくちゃんと変形する。ここまでちゃんと変形すると、メカニックデザイナーは、紙上でのデザインなどせず、ハナっからCADでデザインをしているとしか思えない。たぶん、そうなのだろう。
ちょっと笑いをとって申し訳ないが、こういう「ロボット→別の形態」を再現する場合、一番問題になるのが、頭と手の処理である。ロボットではない形態で、頭や手が出ているとチョット醒める。その点、イージスは手は取り外し、頭はうまく隠れるようにデキている……が、出そうと思えば出せてしまう。あー、スマン。とんでもなくカッコ悪いポーズを作ってしまった。ごめーん。
あまりにカッコ悪いポーズを披露したからか、突然イージスがキレ、オイラに向かってきた。ツメ形状では、相手に取り付いて、スキュラという大砲を撃つのが、イージスの基本戦法である。すんでのトコロで、アスランの説得に成功し、スキュラを撃たれずにすんだ。あー、よかった。
プラモデルの箱に書いてあるウンチクを読むと「本来この機体は他の4機(デュエル、バスター、ストライク、ブリッツ)との連携行動においての指揮機的な役割を果たすため、その名を冠されたと思われる」とあるが、その名の「イージス」とは「盾」の意味であり、わかったようなわからないような感じ……。