SVX日記
2025-11-11(Tue) 秋の括り、または、心の洗濯
毎年、このくらいの季節になると、なんとなく「終わりのドライブ」がしたくなる。別に冬でも走り回るので何が終わりなんだか自分でもよくわからんが、おそらく気分的なものだ。紅葉狩りってわけでもない。まぁ、もう少しすると雪が心配になるし、冬季閉鎖の道も増えるし、山の方面には向かいにくくはなる、その直前って感じか。ここんとこ週末が雨続きで滅入り気味の心の洗濯もしたいし。
いつものコースで高蔵寺へ。その北の住宅地の中は走ったことがなかった気がするがやたら広い道だな。その先で、ちょうど昼時になったので昭和村へ……って、名前変わったのか。道の駅みのかも。寂れているイメージがあったがそうでもなかった。鶏ちゃん丼。珍しく普通盛り。しかし個人的にだが、人がスマホを片手にメシを食っている様子を見ると、非常に不快に感じる。ツレときている場合には特に。なんつうかメシに失礼じゃぁないか。
そして斜めの道へ。変化に飛んでいるが走りやすい。最近バイク熱がブリ返しているので、この道をバイクで走ったらどんな感じだろう、などとと考えてしまう。これはこれでロードスターに失礼だよなぁ……と思いつつ、走っているバイクにも目が行ってしまう。前を走るのはハーレーか? 連なって岩屋ダムの天端を走る。そこで小休止するらしいバイクの横を抜け……あれ? これ右岸側を抜けられそう? ヤメときゃいいのに思いついたら止められない。落葉が積もっていてそこそこのヤバさ。橋が見えた時はホッとしてしまった。
そして小川峠。柵はあるがカギはかかっていない。動物よけの意図ではないようだ。走るのは推奨しない、という程度か。せっかくなので走らせてもらう。数年前まで現役だったらしく、道は結構広い。んが、斜面の向きによって、落葉の積もり方がハンパない。乱暴に踏んだらスピンしそうなレベル。峠を越えて下りだすと、落葉は一層に深くなる。路面がまったく見えないコーナーも少なくない。これ、もし出口側の柵にカギがかかっていたら、戻れるんかしらん。落葉でスベって上れなかったらどうしよう。ドキドキしながら、なんとか出口側の柵へ。カギはかかってなくてホッとした。
すぐ先にある、道の駅明宝で小休止。バイク用の駐輪場が広め。どうも「せせらぎ街道」という割と有名なツーリングコースらしい……また、頭がバイクになってしまった。それよりこの先どうするか。東俣峠経由で岐阜大和方面に抜けたいが、カーナビだと道が途切れている。一応は林道ではなく県道のようなのだが……行っちゃえ。小川峠ほどではないが、やっぱり落葉だらけ。カーナビで道がある部分に戻ってホッとする。
ボチボチ帰らねば……と、思いつつ。もうひとつ回収したい道がある。「行き止り」って書いてあるけど、実は行き止りじゃない道。その逆方向から入る。やっぱり落葉だらけ。そこそこの歯ごたえ。抜けてホッとする。今日、何度目だよ。
そこから52号を抜けて帰ろうと思ったが、険道は十分に腹イッパイになったので、帰路につくことに。途中、関あたりで流れが悪くなったので、珍しく高速に乗る。高速は心底キラいなので、一宮西ICで降りて、最近発見した65号で帰ろうと思ったら、一宮西ICはハーフなので降りられず、一宮稲沢北ICはナビが古くて表示されず、オタオタしているうちに一宮南ICまで乗ってしまってイラっとする。まぁ、その先それほど混まなかったからいいけどさ。
しかし今日はホントに落葉祭りだった。そんなに無理したつもりはないが、ヤメときゃいいのに、って場所ばかり走ったのも確か。落葉はバイクにはより厳しいしなぁ。先日の400kmもそうだが、自分に無理したつもりがなくても、傍から見たら無謀気味ということはある。それは小さな冒険なのだし、それこそが楽しみなのだけれど、歳も歳だし、ぼちぼち自重することも考えないとなぁ。




