SVX日記

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2024-02-26(Mon) トラディショナルなバックグラウンドの回転拡大縮小技術を再現完了

  特定の位置を中心に回転拡大縮小ができるようになり、非常に使い勝手がよくなった。十分な速度であり、描画の結果も非常に正確だ。我ながら傑作コードである。

  画像の説明 画像の説明 画像の説明

  自分で言うのも何だが、今回のコードには無駄な部分が一切存在しない。極めてシンプル。書きながら、煮詰めていくうちに、自然にそうなった。そこで、ハッと気づかされたのだ、当時の回転拡大縮小機能は「こう実装されていた」のかと。

  今回のコードは、ループの終了をゼロフラグで判断する(値比較で判断するより命令が減らせる)都合で、右下から左上にラスタースキャンするように回転パターンを生成しているが「ラスタースキャンするように生成している」のがミソだ。原理は同じなのだ。当時の回転拡大縮小機能も、ブラウン管モニタに「ラスタースキャンしながら回転パターンを生成していた」に違いないのである。PCG、スプライトなどと同様、CRTCに搭載されていた機能だったのだ。左上から順に、VRAMアドレス空間を「斜めに」参照しながら塗りつぶしていくという原理だったのだ。

  思えば、なんとなーく手を染め始めたWebAssemblyであったが、往年の回転拡大縮小機能の実装を再発明してしまうとは、気づけばエラいトコロに着地したもんだ。さて、レーシングゲームの実装を進めよう。