SVX日記
2015-12-12(Sat) シルフィ到着して、バランスチェアを考える
というわけで注文したシルフィが届いた。どうやって届くのかと思ったら、配達員がトラックの荷室内で梱包を解き「そのまま」の形を担ぎ上げ玄関の中に納品してくれた。
小学生の頃などには、椅子をナナメに前に倒して座っていて「行儀が悪い」などと怒られるシーンはありがちだが、よく考えれば、ある意味、あの座り方こそが「腰を伸ばしたい」という、身体の自然の要求に基づくものなのである。
嘉門達夫の小市民という歌には「イスでバランスをとっていて、うしろに倒れる小市民」というフレーズが出てくる。実際、皆がそれをやりがちであるというところに面白さがあるわけで、それを「行儀が悪い」などと単純に片付けてはいけないのだ。そこには商品開発のヒントとなりうる深いニーズがあるのである。
すると、同歌の中にある「授業中シーンとしてる時にオナラをしてしまい、イスをギーギー言わしてごまかしてる」というのも、深くニーズについて考えるべき余地がある。まさにごまかすために「ギーギー」という音をたてる機能を付けるのは合理的という事になる。むしろ、椅子を少し動かすだけで、しばしば「ぶぅ!」というオナラのような音を出す椅子なら、ごまかす必要すらなくなる。どうすか、オカムラさん!