SVX日記
2015-12-03(Thu) シルフィ? どこのワーキングチェアだ
もう何年も前から、作り付けの机でプログラミングや電子工作や艦これに励んでいるのだが、最近どうも家で作業しているより、職場で作業しているほうが効率がいいような気がしてきた。いや、効率というか、家だと疲労が大きい気がする……特に腰が……って、そりゃ、脚立を椅子代わりにしてりゃ、当然か。
いい椅子と言えば、アーロンチェアがブランドだが、あんな10万以上もするバカ高い椅子を買うヤツの気が知れん、と思っていた。一方で、我が職場の椅子は、以前の社長が「社員の健康のために」と、それなりのものをアテがってくれたモノなのだ、と聞いていた。はて、何年も座り続けていてイマサラなのだが、どんな仕様の椅子なのだろう?
改めて、椅子を調べてみると「okamura」とある。聞いたことのないメーカ名だな、とアレコレ調べると、椅子の底に取扱説明書がくっついていた。「アドフィット」とある。たかが椅子に愛称があるなんて、大げさな……と思いつつ、愛称で検索してみて驚いた……え、この椅子、定価で7万もするヤツだったの!?
「椅子」というか「チェア」について、調べれば調べるほどに、たくさんの事実が浮かび上がってくた。「オカムラ」がオフィス家具のトップメーカであること。椅子に座っていることは、実はかなり体に悪いこと。メーカは用途に合わせ、相当な種類のチェアを出していること。オカムラの「バロン」というチェアがジウジアーロデザインであること。多くの人がチェアにコダわっていて、ネット上にはレビューも多くあり、家具屋で長時間試座してから、結構な金額のチェアを購入している人も少なくないこと……この頃にはすっかり「バカ高い椅子を買うヤツの気が知れん」という認識は「高価なチェアにはそれに見合う性能がある」に上書き更新されてしまっていた。
買う気になったら座りに行く。まずは、名古屋の栗田商会。オカムラのコンテッサ、バロン、サブリナほか、アーロンほかハーマンミラー、リープほかスチールケース、コクヨなど、多くのチェアが置いてあったが、運悪くなんかのフェアをやっていて、販売員にベッタリくっつかれて閉口した。落ち着いて座ってらんないのに、買う気が起こるかっつーの。
その足で、大塚家具へ。なんでも、以前はイチゲンさんお断りだったそうだが、例のお家騒動のおカゲで、フラッと見に行けるようになったらしい。ここにも多くのチェアがあったが、まずはオカムラのバロンが気に入った。しっくりくるし、リクライニングが無段階だし、ヘッドレストが動くのもいい。既にNikon F3、SUBARU SVXでジウジアーロデザインにはブランドロイヤルティ感じまくりだしなぁ。こりゃレッドバロンでメカズキン全滅を目指してみることになるのかなぁ。
エルゴヒューマンも悪くないがちょっとデザインがファンキーすぎ。コイズミファニテックのJGは値段の割に悪くない。ハーマンミラーのエンボディチェアは背中に異次元を感じるほどだが高すぎる。大塚家具でも販売員には付かれたが、そうシツこくもなく、のんびり試座できて、悪い印象はない。
と、ある程度「尻利き力」が付いたところで、改めてネット上の情報を漁る。バロンの後継っぽい、オカムラのコーラルが気になり始める。んが、試座してみないことにはなんとも。翌週には、名古屋港のファニチャードームに行き、改めてバロンのしっくり加減を再確認するも、コーラルは置かれておらず、モヤモヤ度が高まる。
こうなったら、本拠地に攻め入るしかない、と、名古屋駅ビル直上のオカムラのショールームに突撃。さすがは本拠地。ややバリエーションには不満が残るものの、コーラルを含め、大概のチェアに試座できる。天板が電動で上下する机も展示してあったので、高さを自宅の机の高さと同じ70cmに勝手に調整し、チェアと合わせてみたりもした。やはりコーラル、想像の通り悪くないが、エクストラハイバックが置かれておらず、ヘッドレストが試せない。ランバーサポートも。まーでも、コーラルに決めようかな、と思いつつ、ついでに少々下位モデルも試してやるか、とゼファー、スラート、シルフィー……って!? ナニコレ!? この左右のツマミ、チープっぽいのに、動かすとまったく別のチェアに変化すんだけど!?
えー、オカムラって超有名だと思うけど!!<br>職場の机とか結構使ってる気がする。