SVX日記
2013-06-15(Sat) バルナック型、10年ぶりの復活
その時、ふと「あえていま銀塩で遊んでみるのも悪くない」と、ノゾいてみた銀塩コーナーは想像以上の状態だった。なんと、事務机程度の冷蔵棚が売り場のすべてなのだ。オマケにフツーのネガカラーが1本500円くらいで売られている。さすがにおフザけに500円は高い。結局はなにも買わずに帰宅してしまった。
たしか、自宅には未使用のフィルムが何本か残っていたはずだ。もちろん「経年劣化しきっている」のはわかっているが、おフザけのつもりなら十分だろう。家中をかなり探し回ったものの、どうにか「バルナックライカ(フェイク)」と何本かの銀塩フィルムを発見することができた。
実は、いつかガキと「マニュアルカメラ」を持って「撮影散歩」をする機会をうかがっていたのだよね。そして、その時、一番に持ち出そうと思っていたのが、この「バルナック型」なのだ。コンパクトで写りが「悪い」のが、お散歩カメラとして最適なのだ。
10年近くもカメラに入れっぱなしで、フィルムの感度も不明、残り枚数も不明の年代物フィルム。でも、このタイプは「パトローネから引き出してから撮る」タイプだから「これから撮る分」には、フタを開けてしまった影響は限定的なハズだ。やばい、ワクワクしてきた。
熱田神宮を散歩しながら、代わりばんこに撮影する。曇り空だ。デジカメで露出を計る。ISO100と仮定して、F3.5の解放で1/200、一段絞って1/100くらいか。レンジファインダーの特長である二重像合致によるピント合わせ方法についてもガキにレクチャーする。おぉ、楽しい。
ライカⅢ型みたいですが、フェイクなんですか…。
そうなのです。スローシャッターがないのでライカII型相当、たぶんロシアのゾルキーベースです。<br>フェイクと知ったうえで2万くらいで買いましたが、かなりのお気に入りで大事にしてます。