SVX日記
2008-04-02(Wed) ゼビウススティック、ナハトムジーク
氏はゲームをする時に、いわゆる「ゼビウススティック」を愛用されていた。「ゼビウススティック」とは、電波新聞社がシャープのX1用ゲームソフト「ゼビウス」を出す際、せっかくだからキーボードでなく、ジョイスティックでゲームセンターの雰囲気を満喫して欲しい、との思いから、ソフトに同梱されて発売された周辺機器の通称だ。正式名称はXE-1。なお、ジョイスティックを同梱しないバージョンも同時発売されたが、値段差は2〜3千円だったと思う。つまり、このスティックは2〜3千円の品ってコトになる。
このジョイスティックは、想像以上に評判がよく、その後に発売された他機種用のゼビウスにも、その機種用にI/Fをカスタマイズされたバージョンが同梱されたばかりか、単体発売までされるほどの人気であった。元祖はクリーム色だったが、黒バージョンや、金ピカバージョンも出ていた気がする。実はオイラも、単体発売された黒バージョンを購入し、愛用していた。
祝氏は、電波新聞社がこのゼビウススティックをディスコンにし、もっとゲームセンターのモノに近い、プロバージョンを出すようになってしばらくの後、氏の創刊したディスクマガジンである電脳倶楽部上で、中古を大量購入したい旨の告知を出していた……あ、あれ? 昨日の今日だが、気が付けば、これは「お気に入りガヂェット一生分購入」に他ならないではないか。なんかオイラと共通点の性癖があったんだな……あはは。あは。
ちなみに、ふと電波新聞社の近況が気になって調べたとところ、今もコンシューマー向けにアイテムを発売しているようだ。PCとTVの映像信号を変換する系の機械が十数種類。既にジョイスティックは作っていないようだが、この映像変換機にも「型番がXで始まる」という「ゼビウススティック」の名残が残っている……というか、そもそもこの映像変換機も、当初はゲームをするのを主用途に発売されたものなのだが。