SVX日記

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2008-04-29(Tue) 考えないでThinkPad

  オイラは別にフルスペックなアンチマイクロソフト野郎ではないのだが、極力Windowsからの独立を果たしたいと考えている今日この頃である。

  かなり改善されたとはいえ、日を重ねるごとに調子が悪くなっていき、仕舞いには耐え難いほど遅くなるか、起動しなくなる、なんて環境からは抜け出したいと思うのは当然だ。特に、職場で仕事に使うとこの傾向は顕著。むしろ、Windowsのせいではなく、大半はインストールが義務付けられている、ウィルスソフトだったり、HDD暗号化ソフトだったり、ソフトウェア電話だったり、できの悪いアレやコレのせいだったりするのだけれど、何が原因であれ、いったん死ねば代償は大きい。丸一日以上、仕事が止まる。個人的に熟成を重ねた大量の環境アプリのインストールをするのはまだしも、その上から、インストールが義務付けられている、ウィルスソフトだったり、HDD暗号化ソフトだったり、ソフトウェア電話だったり、できの悪いアレやコレを入れねばならず、それで一気に調子が悪くなる。もーいや、こんな生活。

  つーわけで、日頃からLinux環境に移行し、極力その上で暮らし、時々は仕方なくバーチャル環境に下りる、という生活に憧れているのだが、またコレ、熟成を重ねまくったWindows環境に匹敵するLinuxデスクトップ環境を構築するには並大抵のことではないワケで。

  別に、構築の努力を惜しむものではないのだが、職場でグズグズとそんな余計な作業をしているヒマはないので、日頃から使っている愛用のノートを使うほかない。しかしながら、この環境だけは絶対に失うワケにはいかないというのも事実。するとデュアルブートになるのだが、デュアルブートなんていう「晴れのち曇り」では、移行に本気になれない。Windows上の仮想Linuxでも同じ。というわけで……

  「そこそこ使えるリアルなマシンがもう一台」

  ……という結論にならざるを得ないのであった。

  画像の説明

  しかしながら、あまりマイナーな機種だとLinuxの利用に関する事例がないので、やはりココはThinkPadあたりがいい。IBMからLenovoになりはしたが……アカン、まだ、高い。X60あたりは悪くないが、それでも10万では足りん。イランWindowsさえ付いてこなけりゃ1万は安くなるのだろうが……こーなりゃ中古だ。X40あたりなら、現在のマシンとほぼ同じスペックだし、真の意味で移行してしまえるキャパシティを持っている。

  つーわけで、秋葉で中古ノートを漁る。しかし、X40程度のマシンの中心価格帯は5万前後。結局、持ち歩こうと思えばバッテリを更新する必要が生じるだろうから、余計に1万以上はかかる。オイラの希望としては、4万以下なんだけどなぁ……こーなると、不要なWindowsがくっついているのが異様にうっとおしい。

  と、お? ほ? こ、これは? X40が2.4万? メモリを512Mも積んでいればそのまま使えるし、なんといっても……

  「英語キーボードッ!!」

  ……代償としてHDDがないというコトらしいが、それはイラねぇWindowsも付いてないってことで好都合。ウチにあるHDDとメモリが使い回せればバリバリに使えるマシンになるじゃん。なんでこの値段? と思いながら、回収して帰宅。HDDベイと思われる場所を空けてみる……あ、あれぇ、なんかコレ狭くない? もしかして1.8インチというヤツ? なんか、高く付きそう……っていうか。

  「ディスコンになってんじゃんッ!!」

  うわー、思いっきり地雷を踏んでもぉた。そりゃ、安いわけだぜ……250GのHDDでも突っ込んで、山ほどバーチャルマシンが動かしたる、などとも考えていたのに、HDD自体が入手できませんか……そうですか。

  まったく使わず、ゴミにするのもシャクなので、ウンウンと考えた結果、とりあえず動作チェックを兼ねてLANかUSBメモリからOS起動でもしてみようと思いつく。Bootデバイスが多彩なのは助かった。とりあえず、PuppyLinuxという軽量ディストリをUSBメモリから起動する。

  画像の説明

  無線LANがうまくつながらないが、動作は軽快だし、キーボードも悪くなく、少なくともバッテリが即死状態ではなかったのはうれしい誤算。

  基本的に常にフラッシュの寿命に怯えながら暮らすのはイヤなのだが、USB、PCカード、SDスロット、そもそものHDDベイの4箇所にフラッシュを取り付けられることに気づいた。こりゃ、SSD化するしかないかなぁ。うむむ……。