SVX日記
2006-08-23(Wed) デスピリアでだいぶダイブする
先日、プラネットライカ熱が再燃したので、ググッて似たようなゲームを、中古で捨て値で買ってみた。それがコレ「デスピリア」だ。女神転生で有名なアトラス製作のサイコなゲーム。アトラスといえば、昔ファミコンで少しカジった「真・女神転生」もかなりキてる雰囲気で悪くなかったなぁ(解けなかったけど)。
ちなみにググッて発見したソフトであるから、一般的な評判はチェック済みだ。概ね「雰囲気が好きな人には最高の作品」という評価。まさに、プラネットライカと同系統の作品であることは、この評価からも読み取れる。
しかし、大問題発生ッ!! 「東京バス案内」「タイピングオブザデッド」で遊んで以降、ずっと押入れの奥に仕舞い込まれていたドリームキャストなのだが、AVケーブルが見つからない……AVケーブルがなきゃ、ドリキャス丸ごと単なるゴミじゃねーか!! 必死で探す……探す……あ、あれ? ジャンクケーブルの山の一番上にアッサリと見つかったぞッ!! よかった……しかし、かなりのラッキーポイントを消費してしまった気がする。ハンパでない散らかり方のオイラの部屋に限って、絶対ありえないような発見のされかただ……コレはコレでイヤな予感……。
ソフトをセットして、ドリキャスを起動する。久々の起動なので、時刻の入力を要求される。ディスクのチェックが始まる。しばらくして、ディスクのチェックが終わり、再び、ディスクのチェックが始まる。すると、ディスクのチェックが終わり、また、ディスクのチェックが始まり、ディスクのチェックが終わったかと思うと、ディスクのチョップが始まり、ディスコの始まりが、ちょっとチェップで終わったら、なんだかデスクのチョンマゲが……キーッ!!
……と、思ったら、電源を数回入れなおしたら、何事もなかったの様に動き出した。タイトル画面が出る……かと思えば「記録用メモリがありません」の表示……そうそう、メモリカードを挿さないとね、どぉこぉかぁなぁ……って、この手元のコレ(コントローラ)に挿さっとるやんけッ!! 先ほどのAVケーブルの発見で、オイラのラッキーポイントは底を突いたのか!?
だが、不思議なことに再起動を繰り返すと、少しずつマトモに動き始め……突然リセットがかかったりもしつつ……なんとかゲームができるようになった。なんだか、非常に不安だ。このゲームを終わらせたら、分解して部品取って捨てちゃるからな、このドリキャスめ。
肝心のゲームの内容は、なかなかの雰囲気。結構、好きだな、こーゆーの。このゲームでは、人の意識の深層に入り込んだり、物や場所に残った残留思念を読み取るコトを「ダイブする」というのだが、通常のRPGで人と会話する感覚で、このダイブを繰り返す必要がある。
で、キているのがこのダイブした場合の画面効果。映画の「リング」に似たような効果があったような気がするが、活字がうねうねと画面内を暴れ回るという、素ン晴らしく薄気味悪い効果である。文字は、複数の文字列が同時に表示されたりもしつつ、常に動きを伴うので、すべてを確実に読みとるコトが不可能な場合も多く「思念という不確かなものを感じ取る」という感覚をうまく表現しているといえよう。秀逸。
一方でマインド(心、スタンド!?)で戦うという独特の戦闘シーンもあるが、内容的にはフツーのRPGの戦闘となんら変わりなく、少しガックリ。なんかこう、もやもやっと、こう、まにょまにょっとか、そんな感じにしてほしかった(?)。
ちなみに全体的な雰囲気だが、九龍やライカほど根本から異常という世界ではないのは、ちょっと異なるトコロかな。マトモな登場人物が比較的多い。ゲーム的には、ちょっと序盤のテンポがゆっくりめで、退屈かな……寝っ転がって遊んでいたら、いつしか自分の深層意識にダイブしてしまっていた……よーするに遊びながら寝てしまった……おやすみ……