SVX日記

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2007-01-07(Sun) 一日四千名様限定提供用サーバ

  さて、念願の省電力、省スペースのRHEL相当サーバが立ち上がった。しかも面白みのあるデュアル構成。さーて、なにから始めようかな。まずは、名前解決ができないと構築作業するにもうっとおしいからDNSの立ち上げからかな。

  そういえば、WRAPはshutdown時にリセットがかからない。つまりアダプタジャックを抜き差ししないと再起動しない。こいつはどうにかしないとカッコ悪い。そうそう、WRAPのマニュアルにリセットをかけるアセンブラコードが載ってたな。ちょいちょい、と。

  <コード、結果>

  実行したがエラーが出てリセットがかからない……そりゃそうか。rootといえど、ユーザモードからI/Oポートに書き込めるわきゃないわな。モジュールにすればいいだろう……ちょいちょい、と。

  <コード、結果>

  ん? コンパイルできるけど、modprobeできない……あ、そか。2.6からモジュールに関する作法が変わっているのか。そういえば、2.6カーネルのモジュールは、xxx.oでなく、xxx.koだった気がするわい。関連ドキュメントは……/usr/src/linux/Documentation/kbuild/modules.txtに説明がある。Makefileの作り方にコツがあるみたいだな……ちょいちょい、と。

  <コード、結果>

  ダメ。どうも、実行中のカーネルと、参照しているカーネルのソースツリーの内容が違うからのようだ。マジックコードの中のアーキテクチャが合わない。そういえばいま使ってるカーネルは、ノートPCで再コンパイルしたものだが、空きディスク容量の見積もりが甘くて、カーネルとモジュールは作れたものの、ソースのrpmの書き出し中にディスクフル起こして作成に失敗しちゃったんで手元にないんだよな。

  カーネルっていえば縁起物だし、WRAP自らに再コンパイルさせてみるか。よっこらしょっと……こりゃ素晴らしく遅いな……(10時間後)……やっと終わったか……と、思ったら、モジュールの仕上げのあたりで失敗してて、カーネルすらできてない……なんで? ん? 名前解決ができなくなってるぞ!? わ!! メモリ不足を起こしてたのか!?

  <システムログ>

  OOMKilerにBuildプロセスとnamedが殺されてる……nfsroot環境のマシンだと、swapの確保が一筋縄ではいかないんだよなぁ……nbdを試さなきゃかなぁ。でも、試そうにも玄箱に領域がないんだよな。ペンディング。

  なんだか、環境の構築早々、いきなりコアなところに飛び込んでしまった。じゃ、次は軽めに玄箱でサウンドモジュールを使えるようにしてみようかな。先日、1980円で買ってきた「響音3」という製品だ。USBメモリほどの大きさで、音声の「入」出力ができるすぐれもの。この手の製品で「入力」があるのはうれしい。玄箱にラジオの録音をやらせることができるからだ。ジュークボックス化するのにも役立つしね。

  ……と、思ったら、オイラがココで拾ってきたカーネルには、サウンドコアモジュールが添付されてないじゃないか……また、カーネルの再コンパイルかよッ!! できれば玄箱の側もソースrpmからコンパイルしたいところだが……パッチを理解しつついじりだすとなると、また一週間コースなので、こっちは素直にkernel.orgのカーネルに、素直にパッチを当てて、サウンド関連のコンフィグをして再コンパイルする。

Device Drivers  --->
 Sound  --->
  <M> Sound card support
 USB support  --->
  <M>   USB Audio support

  こんなもんかな。玄箱用パッチはRedhatのソースrpmと違って、余計なモジュールをほとんどコンパイルしないコンフィグなので、コンパイルは3時間くらい……遅いことに違いないけども。さて、終わったけど再起動は面倒だなぁ……設定だけして、次の何かの再起動タイミングに合わせて作業を進めよっかな。ペンディング。

  さて、軽めの作業をするつもりだったのに、いつのまにかまたもやコアな作業に足を踏み入れているではないか。こんどこそ、軽めにtdiaryの移行作業をしよう。そう、この「SVX日記」のホストサーバを移行してみるのだ。ちなみに、しばらくは現用サーバのApacheをリバースプロキシに、リクエストを後ろに回して運用するつもりなので、これは試行でもなんでもなく本格的な移行作業の一環である。

  tdiaryのバージョンが上がっていたのと、絵(写真)日記のためにオイラが使っていたのが添付されていた純正のimageプラグインでなく、image_xxだったことを再発見してちょっとつっかかったりしたが、無事、移行成功。Operaからページを開く……

  ……ん、んんんッ!? ぅおっ、遅いぃッ!!

  ……フロントページを表示するだけで20秒チョイもかかってしまう。これじゃ、使い物にならん……1分に3人弱しか閲覧できないとすれば、1日4000名しか閲覧できないことになってしまう。そりゃ、266MHzだから多少は遅いことを覚悟していたが、これほどまでとは……topで見ても、ほとんどがRubyのCPU負荷であり、改善の余地はない……mod_rubyとかでもダメだろうな、メモリ面でもキツいし……動的ページでなくしてしまえば実用レベルは保てるかもしれないが、それはちょっと大改造になるだろうからやりたくない。

  ほんじゃ、WRAPでなく玄箱にやらせてみようか……よいしょっと……時間は半減したものの10秒を下らない。これでも移行するにはキビしすぎるなぁ……Rubyって重いのねぇ。久々に実感したよ。現サーバはPenIIIの1GHzだけど、アクセスがある度にファンがウナってたのは伊達じゃなかったんだねぇ。

  ちゅーわけで、早々と移行は頓挫してしまったが……かくなる上は……ぽちっと。