SVX日記
2007-01-30(Tue) 「ワイヤレストラベルマウス」レボリューション
先日からマウスの調子が悪い。例によって例のごとく悪いのはホイールの調子である。約2年前にも書いたが、オイラが愛用するマウスは「ワイヤレストラベルマウス」という名称でPT-2002-MJという型番の、製造メーカ不詳のアイテム。しかしこの製品は、ワイヤレスレシーバ部がUSBメモリのように小さく本体に収納できる点、単4電池1本で電池交換時期を忘れてしまうほど長く利用できる点、そしてなんといっても「ボールマウス」という点が最高なのである。
そのような稀にみるグレートアイテムなので当然のごとく2個買ってある。片方はレシーバ部を以前に愛用していたメビウスノートに埋め込んであり、電源スイッチが増設してあったりもする。こっちは既にホイールが一度クラッシュしたので、別のマウスからパーツを臓器移植しているが、その後も元気で稼動中である。
で、今回のクラッシュはもう片方で起きた。2台ともで同じ症状が出るということは、基本的なホイールの耐久性に問題があると考えるほかない。しかし、もともと3,000円前後の製品だし、それ以外の要素は文句のつけようがないプロダクツなので許せてしまう。まぁ、移植すりゃ済む問題であるし。
前回はホイールが「ガッ、ガシャッ、シャガシャガ……」などいう異音を発してクラッシュしたが、今回は特に音もなくおかしくなった。だが、症状は同様で、ホイールが1周するうち、1箇所でスクロールが止まったり、時にちょっと戻ったりする。では、早速であるが、術式を始める。
ドナーはコイツ。部屋に転がっていたアイテム。既に入手経路の記憶がない。いかにも安っぽいのでフタを開けてみたら案の定だった。ちなみにマウスのホイールの構造は主に2種類。ロジクールなどの比較的高額なマウスに用いられている光学式ロータリエンコーダ式と、まさにマウスのホイール専用に作られている金属接点ロータリーエンコーダ式だ。こちらは1パーツで回転検知を行いつつ、ホイールのコリコリという感触まで作り出せるので、安物マウスは大抵でコッチある。コリコリしたら安物と覚えよう。
両者をバラして問題の臓器を外す。ドナーの方はパーツを丁寧にそれ以外は雑に、患者の方はパーツは雑にそれ以外を丁寧に扱う。結構苦労したが取り外せたぞ。ほほぉん。前回もそうだったがパーツの高さが違う。患者側の方が回転軸の位置が高めである。浮かせばいいので逆の状況よりはラクだが。
大変なのはスルーホールの掃除。詰まっているハンダを除去するのが大変。オイラはハンダ吸い取り「線」派なので、ハンダ吸い取り機を持っていないのだ。ハンダをコテでウリウリしつつ、爪楊枝を差し込んだりしてどうにかする。大変だったが。
しかし、こんなに気に入っているので、可能ならもういくつかストックが欲しい気がするなぁ。ちょっと調べたところだと国内で扱っているのは1社のみのようだ。安くないけど追加購入しようかなぁ。海外にももう1社あるんだけど、こっちは単価は安いものの送料が劇高。難しい選択だ。
さて、関係ないけどカミさんが新たにデジカメを購入した。機種はRICOHのCaplioR5。機種選定の際、手持ちのSDカードが使えたほうがいいかな、とか、Nikonの顔認識するヤツはどうかな、とか相談されたが、数千円のメモリで選択を制限されていいの、とか、撮影スタイルからして広角は必須でしょ、などといくつかアドバイスしたら、自然とRICOHになっていた。賢明な選択である。
そういえば、過去のエントリで触れるのを忘れていたような気もするが、オイラもちょっと前にデジカメを新調している。機種はRICOHのCaplioGX8。フルマニュアルの撮影もできる玄人向けで、一切の選択の余地なく決定した機種だ(厳密にはGR-Degitalと競ったがアレは高すぎ)。