SVX日記

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2007-01-27(Sat) USB2.0を2.0口ほど増設する

  サーバのリプレースを考えつつも、なかなか進捗しない今日この頃だが、それにもワケというものがある。時間がないというのは最上位の理由だが、いったんサーバにサービスを提供させてしまうと停止することができなくなる、という副次的な理由も大きい。つまり、ソフトウェア的な移行作業を開始するということは、常時電源を入れた状態に移行するということで、それはハードウェア的にイジることができなくなるということも意味する。

  実は設置する場所も、イマイチ納得できていない。電話線からLANを引く以上、基本的にそこからあまり離れた場所に設置するわけにはいかないので、結局はそばにある電話台と本棚を兼ねた金属のラック以外にはありえないのだが、最近ヤンチャ度256%に差し掛かりつつある1歳2ヶ月のイッペイがこのラックを揺らしまくるのが心配の理由。ハードディスクのデリケートさを知らない素人はこれだから困る。だいたい、ラックを揺すって楽しいのだろうか。まったく大人気ないガキンチョである。

  まぁ、そっちはそう簡単に解決しないが、ハードウェア的な作業は済ませておくに限る。主にやりたいことは3つあって……

  • 前面のLCDパネルを制御するPICマイコンのファームの吸出し
  • マザー上にあるフロントUSB増設用ヘッダピンの活用
  • 内蔵スイッチング電源から外部への電源供給

  ……1番目は、すでに作業を終わらせている、ということで、今日は2番目USBジャックの増設を行うことにする。この作業に必要になる、ケース取り付け用のUSBポートは先週購入してある。

  まずは取り付け位置の確定だ……が、この筐体は前面パネル以外はすべて金属外装であることから、その加工は非常に困難。必然的に前面パネルに決定される。加工はドリルやヤスリほかでゴリゴリやるコトになるので、ややっこしいものは全部はずす。LCDパネルとか、その制御基板とか、LEDとか。

  で、前面パネルを本体に取り付けた状態でも、ケース取り付け用のUSBポートが他に干渉せず、ネジで固定できる場所を探す……結局、選択の余地はなかった……が、悪くない場所である。位置決めして、慎重に取り付け用のネジ穴4箇所を開ける。問題は、USBプラグを挿し込むための四角の穴を開ける作業だ。四角い穴を開ける機械なんぞは持っていないから、穴を3つつなげるように開けて、地道にヤスリでゴリゴリとやる。この時、注意しなければならない点は「極力、内側からゴリゴリする」ことだ。外側からゴリゴリやると、必ず数度はヤスリの先がスベって、盛大にキズを付けてしまうことになる。何度かやっての経験則だ。

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  というわけで、なんとか許せる程度には美しく加工することができた。あとは何も考えることなく、ジャックをネジ止めしてケースを元通り組み立てるだけ……だが、組み立てる前に1本の電源コネクタをほどき、引き出して筐体の裏に出しておく。実は、これは上述した3番目の項目への対応だったりする(手抜き)。

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  で、完成。ハデに正面をブチ抜いて増設した結果、ネジ穴がスパルタンな雰囲気を醸し出している。黒いネジを使ったほうがよかったかな。まぁ、いいか。性能に影響するワケじゃなし。

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  ちょっとオマヌケだが、横のポートから電源のみ搾取するデバイスを接続する場合、こんな感じになる。この2.5インチHDDは1ポートのみでも動くし、こんな状態で常用するつもりもないが、例の「ミラーリングバックアップメソッド」を実行する際、HDDによってはこんな接続形態にできることが有利になることもあるかもしれない。

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  さて、今度こそ、本格的にサーバ構築作業に入らねば……。