SVX日記

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2005-09-18(Sun) Fedora 4 Crash!!

  さて、Linuxのサポートを始めて2ヶ月と少し。オイラに期待されるサポートのレベルは「全部」であるらしい。というか、全部できれば、一番コアなカーネルの部分がメインの担当になるだろう。ようやく、カーネルのコンフィグ&再コンパイルができる程度のオイラが、そのレベルまで行くためには、少しずつでもカジっていくしかない。ホントにできるのか?

  カーネルのサポートを行う場合、究極の原因究明方法は「クラッシュダンプの解析」である。LinuxではWindowsでいうトコロの「ブルースクリーン」を「カーネルパニック」と表現するが、最近のカーネルでは、その際にメモリ内容をまるごとディスクに書き出す機能が備わっており(厳密に言うと機能を付加するコトができ)、それを「クラッシュダンプ」と呼ぶ。そいつをシコシコと解析して、原因を追求するのである。

  当然ながら、クラッシュダンプの解析の練習をしようと思えば、クラッシュさせる必要がある。だからといって、家のWebサーバ(このページをせっせと送り出しているLinuxサーバを)クラッシュさせてしまうワケにもいかない。だいたい、職場でのサポート対象はRedhatLinuxのESとAS、2.1と3だ。家のDebianとはかなり様相が違う。できれば、なんとかEL3を入手して、職場と同じ環境を作り出したいところではあるが、これはかなりの高額商品なので、Redhatのパイロット版(実験台であり無料版)であるFedoraCoreをインストールしてゴマかすことにするのである。

  さて、じゃ、早速ダウンロードである。Fedoraの最新版は4。RedhatのEL/AS3が2.4カーネルであるのに対し、FedoraCoreは2から2.6カーネルである。まー、もうすぐウチの職場でもEL/AS4のサポートが開始されることだし、今からバリバリと2.4を注力するよりは、2.6主体で2.4に応用したほうがよいであろう。インストールするのはFedoraCore4とする。4を選択する事によって「FedoraCore For(4) Crash」というダジャレも効くコトだしな。がはははは。

  しかしちょっとまて。インストールに必要なCDは4枚。ISOイメージを落とすのはいいが、600Mを超えるのを4枚である。今の400k弱というナロードバンド環境で落とすとどうなるのか? しかし他に手はないし……やってみる……朝の9時からwgetでダウンロード開始……うわ、進捗グラフが動きゃしねぇ……こりゃ、待ってられねぇや、えぇい!! 2枚目以降も同時にダウンロードしてやれ!! wgetを4発走らせて、放置。

  昼間にちょっと調べ物をしようとしたカミさんに、ネットが遅いとブツブツいわれつつも、自分のWebアクセスにもかなりの支障をきたしつつも、ダウンロードは遅々として進まない。あきらめて、出かけて、戻ってきても、まだやっている。実に、完了したのは午後の10時。13時間もかかってしまった。

  Debian上でCD-Rに焼く。cdrecord ウチのCD-Rは6倍速である。1枚目からまったりと焼く。1枚目が焼きあがったトコロで、インストール対象のPCに入れてインストールを開始する。これぞ、トコロテン式インストールである。

  画像の説明

  インストール対象のPCは日立の一体型デスクップ。233MHz、128Mというプアさながら、なかなか素直な素性のマシンである。ジャンクで1万円で購入したモノであるから、液晶画面全体にタワシでコスったような妙な白い痕があるが、んなコト気にしない。黒バックであれば多少気になることもあるが、そもそもサーバ用途なら、画面なんてほとんど必要ない。

  ここからは、覚え書き風にインストール項目を列挙していこう。CDからブートしてENTERで開始、Welcome to Fedora Coreの画面でNext、Language Selectionで日本語を選んでNext、キーボード設定で……オイラぷらっとほーむで買ったFKB8579という英語キーボードを使っているんだけど「アメリカ合衆国」と「U.S.インターナショナル」のどっちを選んだらいいんだ? ……なんとなく「U.S.インターナショナル」を選んで次、インストールの種類ではサーバを選んで次、ディスクパーティションの設定でDiskDruidを選んで次、ディスクの設定は、/bootに100MB、swapに256MB、/に10000MB、/dumpに残り全部4299MBを割り当てる。ブートローダの設定はそのまま次、ネットワークの設定では、DHCP解除、起動時にアクティブ、IPアドレス192.168.2.3、マスク255.255.255.0、ホスト名は手動設定でbyakko.itline.jp、ゲートウェイとDNSには192.168.2.128を設定する。はぁはぁ、まだまだ続くぞ……。

  ファイアウォール設定は有効にして、ssh、http、ftp、smtpの全てを許可、SELinuxは(よくわからないが)有効にして次、タイムゾーン設定は東京のままで次、Rootパスワードには「GAT-X303」を設定して(ウソだけど)次、そこからかなり時間がかかって、パッケージグループの選択画面へ。X Window System、GNOMEデスクトップ環境、エディタ、グラフィカルインターネット、テキストベースのインターネット、サウンドとビデオ、サーバ設定ツール、Webサーバ、メールサーバ、Windowsファイルサーバ、DNSネームサーバ、FTPサーバ、開発ツール、言語サポート、管理ツール、システムツール、印刷サポートを有効にして……ぷはー!! 再起動。すでに午前1時42分である。

  再起動すると、ようこそ画面。ライセンスにagreeして次、日付と時刻を確認してntpを有効、genmei.itline.jpを指定して時刻を同期して次、ディスプレイはGenericLCD1024x768を指定して次、サウンドは鳴らなかったけど次、追加のCDはないので次……やっとこさ、セットアップ完了である!!

  画像の説明

  再起動すると必要もないのに、グラフィカルログイン画面が現れる。縁起物なので、一度はログインしておくか……しかし、さすが233MHzでのGNOMEは遅い……こりゃテキストベースログインのがイイな。忘れないうちに、/etc/inittabを編集「id:5:initdefault:」を「id:3:initdefault:」に修正しておく。

  そうだ。試しにsysrqキーによる、強制コマンドを試してみよう。Linuxにはsysrqキーとの組み合わせにより、いくつかの命令を直接与えるコトのできる機能が備わっている。このsysrq機能を使えば、手軽にパニックを起こすこともできるので、まずは安全装置を解除しなくてはならない。とりあえず、一時的な解除のためには「echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq」を実行すればいい。実行して、Alt、SysRq、Sと、重ね押しをする……見た目は何も起こらないが、/var/log/messagesの最後に……

Sep 18 02:10:31 byakko kernel: SysRq : Emergency Sync
Sep 18 02:10:31 byakko kernel: Emergency Sync complete

  ……と出ているのを確認することができるだろう。Sには「強制ディスク同期」が割り当てられており、syncコマンドと同様のことができるのである。SysRq機能のテスト成功である。

  あー、一気にインストールしたが、疲れた。まだ、クラッシュダンプを取るトコロまで到達していないが、今日はココまで。おやすみである。