SVX日記
2018-09-22(Sat) チープなDTMアプリを修正
が、これまで自分の音楽に対する意識は、エモーショナルな方向というよりは、音楽的文法や、空気の波形としての音など、テクノロジカルな方向を向いていたので、イザ始めるとなるとわからないことだらけ。なんとなくわかったのは、ボーカルはスポーツに近いということ。ボイストレーニングというのは、文字通り、トレーニング、主に「発声器官」を鍛えること、なんだな、と。
などと知りつつも、性格的に意識をテクノロジカルな方向から外すのは難しく、ボーカルの音を採るツールを作ったり、解析したくなってしまうのであった。で、取り出したのが、つい先日も、体操するための楽曲を作るのに利用した自作のDTMスイートである「cuickdtm」。
とりあえず、俗に言う「hiA」と呼ばれる、男性のカラオケにおいて、音の高さがひとつの壁となる音階「440Hz/A4」を出してみようと「melod/konk」を立ち上げてみた……が、謎すぎるキーボードへの音域の割り当てと、謎のオクターブ表記に、過去の自分の音楽知識のなさを実感することになる。
つうわけで、キーボードへの音域の割り当ては、一般的なボーカルの音域に合わせた「F2/lowF〜A#5/hihiA#」に変更、オクターブ表記も、数字を後付けする形に是正した。パッケージを置いておく。
以前は、キートップのプラスチックの黄ばみを利用して半音キーを識別できるようにしていたのだが、いつしか全部が黄ばんでしまい、識別できなくなってしまっているので、とりあえずシールを貼ってみる……が、ダメだな、コレ、すぐに取れてしまう。
ちなみに、実際に出ている音が正しいことの確認のため、PCからのライン出力をライン入力につっこみ、自身で再生した音を自身で録音、wavファイルとして保存、audacityでスペクトル解析してみたところ、ちゃんと、440Hzにピークが来ていた。よっしゃよっしゃ。
で、リニューアルしたcuickdtmのお試しとして、レミオメロンの粉雪という曲の音を採ってみる。なんでも、この曲、サビに例の「hiA/440Hz/A4」が出てくることで有名らしい。konkではちょうど「Y」のキーが「hiA」になる。弾いてみるとこんな感じ。