SVX日記
2016-12-14(Wed) デスクトップPC用スピーカ製作中
ここのところ、これとか、これとか、これとか、スピーカばかり作っている気がするが、さらにもうひとつ作るのであった。PC環境の変更により、それまで使っていた自作のプチスピーカの出力レベルが下がってしまい、もう少しだけマトモな音が楽しめるようにするためだ。
とはいえ、あまり大げさなものにしたくない、ということで、ちょっと前にこのスピーカを手配していたのだが、届いてみると想像以上に小さくて見当がハズれた。スピーカってエンクロージャを作るのが面倒なんだよなぁ……と、そこで突然にひらめいた。ミュージックスタンドのスピーカを流用してしまえばいいではないか。結構、いい音を出していた記憶がある。
どうやってパッケージングしたものか、ちょっと悩む。例によって、PAM8403使用D級ステレオアンプモジュールを使うので、ごく小さな「板状領域」があればそれで済むのだが……と、結局、単3電池x3の電池ボックスの1本分に詰め込むことにし、それでうまくいった。もちろん、残りの2本分には、アンプの電源として単3電池が入る。
ちなみにこのスピーカ、片側のリード線は赤と黒なのだが、もう片側のリードが黄と白で、プラスとマイナスの極性がわからない。「スピーカ極性 調べ方」としてググったところ、電池をつないで動きを見ろとあるが、直流を流すのはあまり気分が良くない。鳴らしてみてもいいんだが……と、ここでいい方法を思いついた。スピーカのプラスとマイナスにテスタをつなぎ、電圧を計測しつつ、コーンを指で少し押しこむのだ。電磁誘導で発電され、テスタに電圧として検出される。
指で押して「一瞬マイナス→戻ってプラス」になったら、テスタの赤がつながっている側がスピーカのプラスだ。この方法だと、電池をつなぐ方法では動きの見えづらいツイータも容易に調べられるのではないかと思う(たぶん)。もちろん、あまり強くコーンを押すのはよろしくないので注意だが。
というわけで、結線して、早速、音を出して聴いてみた……うーむ、こんなに低音が出てなかったかな、という感じ。元来のアンプでは、低音を増強するチューニングでもが施されていたのだろうか。まぁ、聴ければいいという程度なら、十分過ぎるほどの音ではあるが。
ちなみに、購入してから1年近いのでいまさらではあるが、gootのワイヤーストリッパYS-2は素晴らしい。今回のスピーカに直付けの極細ケーブルもキッチリとストリッピングしてくれた。それほどマジメに「使う穴」を選んでいるわけではないが、ほぼ失敗したことがない。冗談みたいに期待どおりの仕事をしてくれる。作業効率が大幅にアップするので、これはお勧めである。