SVX日記

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2013-07-19(Fri) 露出計、半完成

  というわけで、一応、露出計が半完成した。物理的には完成しているのだが、まだ、校正を済ませていないし、実用に供してもいないので、半完成という位置づけになっている。ちなみに今回は、ケースから何から、完全に手持ちの部品だけで完結してしまった。そういえば、本格的に電子工作を始めてからちょうど10年が経った頃だ。我ながら、取り揃えてきたもんだなぁ。

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  この露出計の入力は、ケース表面のCdS。したがって、当然ながら「反射光式」ではなく「入射光式」である。出力は2進のLED表示で「0〜15」。各々「EV値6〜21」に対応する。「6」に深い意味はないが、EV6といえば「f4の1/4」であるから、計測できても暗すぎて実質は意味のない値である。

  で、さすがにEV値から、頭の中で絞りと露光時間に変換するのはキツい。特にLeicaで設定できる絞りと露光時間は、一般的な「段」の系列ではないのでなおさらだ。なので、変換表を作る。しかし、どうやって作ろうか。一般人ならエクセルであろうが、任意の線を引く方法とか、実はよくわからん。

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  というわけで、こういう時は昔ながらのLINE文が便利なのだ(少なくともオイラには)。以前、ジャイロゼッターのカードを自作する時にも大活躍したTrueLegacyGraphicsライブラリを取り出す。今回、文字も表示できるように機能追加してみた。

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  ついでに、ちょっとGTK+2もカジってみたくて、味見ついでにRuby/GTK2版のTrueLegacyGraphicsライブラリも作ってみた。味見なので、ほぼ同じような動作をするものの、同じような動作しかしないので、特に意味はない。まとめて以下に置いておく。

  もひとつついでに、しばらく使って特にバグも出ないようなので、qtbsch3vのパッチも公開してみる。以前のものに加え、マウスのホイールでレイヤ選択や、部品のレイヤ間移動をできるようにしてある。にしても、以前にtkやって、Qt-BSch3VでQtやって、今回はGTK+2やって……どれも似たようなものとはいえ、あまり手を広げたくはないのだが。

  しかし、X100Sでのブツ撮り(マクロ撮影)は、思った以上に気合いが必要である。イメージセンサが大きい分、盛大にボケてしまうので、思い切り絞る必要が生じ、手持ちだとキビしいのだ。イメージセンサの大きさが災いするなどとは思ってみなかった。

  左はf2で撮ったものだが、ISO800まで増感しても1/30と手持ちギリギリ。しかし、ピントがくる距離は紙一重。しかも、このレンズは描写が柔らかすぎて、正直、f2は実用域とはいいづらい。ハッキリ言って、このカメラ、ブツ撮りにはまったく向かないといえよう。

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  ちなみに、今日の写真はトリミングのみで、縮小ほかの加工はしていない。

  そういえば、最近、ニコンのローエンド一眼でも、フォーカシングスクリーンが交換できるらしいことを知って、ブツ撮り用に、中古の一眼でも買おうかと悩み始めている。むーん。