SVX日記
2013-04-25(Thu) アノトペンというペン
いつものようにニュースサイトを回っていたら「アノトペン」が国内で発売されるとのこと。ようやくまともな経路で入手できそうだ。正しい商品名は「Livescribe wifi スマートペン」だが「アノトペン」コンセプトであることには違いない。
「アノトペン」とはデジタルペンのことで、特殊な用紙が必要となる代わりに、ノート丸一冊のどこに文字を書いても、書いた場所の位置特定が可能という特長がある。最初は、特殊な用紙が必要なんてのはイマイチだと思ったのだが、実は「紙との同期」が可能というのは、ものすごいアドバンテージだ。固定位置のセンサでペン先の位置を読み取る方式なんてのだと、紙を選ばない代わりにページを前後して書き込みができないので、使い物にならないはず。
しかし、長らくこの「アノトペン」は日の目を見なかった。欲しいのに、買う方法がないのだ。オフィシャルサイトに行っても「個人のお客様向けにデジタルペンの販売は行なっておりません」などと、企業サイトでは見慣れない記述が出ているのだ。
うーむ、欲しいなぁ「アノトペン」……でも、Evernoteのみ対応ってのがなぁ。Linuxを常用するオイラには、プラットフォーム非依存なのがこの上なく嬉しくもあるものの、ローカル保存できないのに違和感を感じるのだ。せっかくなら筆跡をベクトル情報としても活用したいが、それが無理そうな気がする。つーか、ベクトル情報の標準フォーマットが策定されていないのが問題なんだよな。標準フォーマットが策定されていれば、公式対応でなくともLinuxで使えるだろうに。よく考えたら、この小さなガジェットがWiFi対応しなければならなかったもの、そこに原因があるのだろう。普通、そこはBluetoothのハズだ。
というのも、このノートは「デスノート」と同じ特性を持っているのだ。つまり、ノートの切れ端にも「能力」が宿っているのである。夜神月のようにテストをするまでもなく、それは明白なのである。それなのに、なぜ「ノート」として販売するのだ?
アノトペンの入力装置であるところの「用紙」は、ロディアのように、小さく、切り離しが可能なスタイルであるべきなのだ。つまり、究極的には「A6サイズで縦横にミシン目の入ったルーズリーフ」形態こそあるべき姿と言えよう。これなら、どんなスタイルにも対応する。