SVX日記
2012-12-03(Mon) エヴァQはオバQに似ている
「Q」を観てきた。なんだか、どこのブログでも「また、やりおった」みたいな、ロクな感想が書いていない理由がわかった。うーむ、もしかしたらこれ、話がまったく進んでいないのではないか。「破」の終わりと「Q」の終わりの状況が、たいして変わらない。まるで、アンブロークンアローやんか、そういや同じ三作目だ。
観て損したという気にまではなっていないが、どーなんすかね、コレは。楽しげなシーンは一切なし。別に鬱な展開も結構なんですが、どうにもスッキリしない内容なんだよな。登場人物の考えていることにも、サッパリ触れられてないし。
それよりなにより、個人的には「グッとくる映像」がエヴァの醍醐味なのだが、それも極めて少なかった気がする。せっかくのエヴァ同士の戦闘にも特別な意外性なし。ダブルエントリープラグっていうから、どんな風に入るのかと思ったら普通に両肩から、操縦席も普通に単なる隣り合わせで、やっぱり意外性なし。最後の何度目かインパクトにも、映像的には特にインパクトなし。空中戦艦の登場も、なんか唐突で、エヴァの世界観から浮いていた気がするなぁ。ドキドキしたのは冒頭の宇宙戦闘くらいか……それって予告映像で既出やんか。同時上映の巨神兵がよかったのを含めると、竜頭蛇尾この上ない。前回の感想に当てはめるならなんだろう。