SVX日記

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2008-03-03(Mon) フォロれんことに気づく

  製作中のオシロに関し、なんとなくLM7171でググッたら……

  「ボルテージフォロアでは使えません」

  ……という記述を発見。あわてて、データシートを引っくり返すと、確かに「+2倍または-1倍の低利得でも安定動作します」と書いてある。こんな記述、すっかり読み飛ばしておったわい。「+2倍または-1倍の低利得」というと非常に回りくどいが、要するに、非反転増幅回路では2倍以上にすれ、反転増幅回路では1倍未満にするな、ということだ。ボルテージフォロアはオペアンプ自身にはキビしい動作条件である、などという記述をどこかで読んだ気がするが、LM7171はその性能の反面、やや気難しいオペアンプらしい。

  オイラの設計した回路は、前段がボルテージフォロア、後段が-0.x倍増幅(減幅?)なので、両方ともアウトだ。なんだよぉ、そゆことは、先に言えよぉ。

  昨日、散々ハンダ付けした後に知る、驚愕の事実。でもまぁ、ピンアサインが同じで、もう少しスルーレートの低めの、フツーのオペアンプに付け替えれば捨てることはないかな。そういうオペアンプを手配しよう。どうも、LF411なんて、よさそうだ。

  とかなんとかオペアンプを物色していたら、先日はスルーしていた「定番回路」が、突然、理解できてしまった。そっか。オイラの回路では、双ch間でグラウンドが共通である必要があって、そこに不自然さを感じていたけど、こうすれば各chで独立になるわけか。まさに「インスツルメンテーションアンプ」なわけだ。こっちを採用するには、設計からやり直しじゃん……。LM7171のデータシートの中にはこの回路の適応事例が載っていたが、1つ200円という高価なオペアンプでは、さすがにこれは作れないわ……こっちは、上記のLF411の兄貴分であるLF412で作ろうかな。

  なんにせよ部品が足りないので、オシロ製作はしばしお休みである。