SVX日記

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2012-03-03(Sat) ひさびさに映画を観る

  借りた本を返しに、鶴舞の図書館へ。ついでに、大須に寄って、部品を購入。先日、HT7733Aによる昇圧回路で失敗したこともあり、インダクタ等を漁りつつも、結局、評価のために秋月のDIP化基板も購入してしまう。うーむ。

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  そのまま名古屋の109シネマへ。今度、職場で映画を観に行くことになったのだが、そこで上映時間の制限で観られない「ベルセルク」がどうしても観たくなってきてしまい、いまさらながら、ひとりで観に行くことに。

  上映期間が終わりかけなこともあり、19時から1回のみの上映なのだが、なんだか7割以上は入っている感じ。んー、人気があるのかないのかよくわからんな。

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  映画はかなりよかった。ストーリーは、既にテレビでアニメ化されたことのある「黄金時代」の前半1/3なのだが、やはり魅力的なのはこのパートということか。オイラ自身「黄金時代」までは漫画を買い揃えてまで読んだが、その後、テンションが下がって、売ってしまったような覚えがある。

  長編の映画化では、よく「既に漫画を読んだ人向け」として、説明不足の傾向にマイナス評価する輩がいるが、これだけ多様化が進んだ昨今、初見の層をターゲットに置くなんてのは、むしろナンセンスだ。ざっくり切っても「おいしい」シーンが伝われば成功であることは、太古の「劇場版マクロス」で証明済みである。極端な例では「最終兵器彼女」なんて、漫画原作の時点で「説明不足」を演出の一部としているし。

  漫画というメディアでは得られない体験ができれば、別に追体験で上等ではないか。コンサートは、CDを聴いてから行くものだ。むしろ「読んでから来いよ」という態度は十分に「あり」ではないか。監督がどのエピソードを重要視し、それをどのように映像として表現したか、それが楽しめればいいんじゃないか。つーか、原作ファンは、それだけを確認しに劇場に赴き、そして、大抵、裏切られて帰るんでしょ?:-)

  というわけで、今回オイラは割と満足した。なにしろ、戦闘シーンが熱く、なにしろ、斬られる様子の痛さに、ドキドキした。特に最後、アドニス王子に対する演出については入念すぎて息が詰まった。きっと、監督はそれを表現したかったに違いなく、それで漫画では得られない体験ができたのだ。

  ただ、ストーリーや演出から離れて言えば、決して悪くはなかったものの、声優は深夜アニメのキャストのままのがよかったとか、もっと解像度を上げ、コマ割りも上げてほしかった、と感じた。CGを多用してるんだから、いまどき全部とはいわないが、ドンと48FPSとか、別に不可能というワケでもないんだよねぇ?