SVX日記

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2018-03-12(Mon) ロードスターの整備書を全文検索

  ロードスターが納車される前から、ディーラーに「整備書」が欲しいと伝えてあったのだが、3月の頭にようやく手元に届いた。実に2ヶ月以上も要したことになるが、年次改良のタイミングで、年次改良「後」対応のブツを注文した都合によるものだろう。

  画像の説明

  ちなみにイマドキの「整備書」は電子化されており、マツダの場合、MESI(Mazda Electronic Service Information)という名称で、CD媒体での提供となっている。

  ちなみにお値段は28,080円。ブツを渡される時に「ネットに流すのは禁止」と念を押されてしまった。うーむ……しゃーないのかもしれんが、そりゃちょっと失礼っていうもんじゃないだろうか。そんなことするヤツなら、最初から3万近い金を出して買うわけないだろーに。

  早速、自宅のPCに読ませてみる。文書の形式は、htmlとpng、フラッシュとJavaScriptが少々。なので、ウェブブラウザで閲覧することになる。んが、一部のメニューが動かず、大半の文書に移動できない。まぁ、当然ながら公式にはWindows7向けなんで仕方がないのだが、不便だ。

  仕方なくcajaで直接htmlにアクセスしたりしていたが、なかなか見たい文書に行き着かずイライラしてきた。というか、これ、どう考えても全文検索できるべきだろ……というわけで、借りているVPSに全文書をアップロードしてHyper Estraierで全文検索できる環境を整備してみた。これなら効率的、かつ、どこからでも閲覧することができる。おー、こりゃええわ、うほほほほほ。

  画像の説明 画像の説明

  肝心の文書の内容だが、それは膨大な量である。専用工具が必要でとても手を出せないようなエンジンやトランスミッションの分解整備方法から、トランクルームのバルブ交換まで、余すところなく記述してある。

  普通に面白かったのがi-DMの仕様についての記述。詳しい評価のアルゴリズムに加えて、明確に「ステージは、アベレージが5回連続して4.75以上を記録すると1段階上がり、15回連続して1.95未満を記録すると1段階下がります」と書いてある。ステージダウンの条件はそんなに緩いのか。まず下がることはないってことだな。

  i-DMの非表示、ステージ数の3→5段階への切替え、全リセットの方法も記述してあった。いわゆる「コナミコマンド」のような操作によるもので、往年のファミコンの隠し技の大全集のようである。

  トリップコンピュータに表示される、走行可能距離、平均燃費、瞬間燃費、平均車速の算出式も明確に記述されている。グレードがNR-Aの場合、ステアリングスイッチが装備されていないので、走行可能距離しか表示することができないのだが、INFOボタン周辺回路の抵抗値や、それが接続されている車の起動を司るスタートストップユニットのコネクタの位置まで記述されているので、やろうと思えば手元の部品だけで後付けすることが可能かもしれない。瞬間燃費はちょっと見てみたいかもなぁ。