SVX日記
2010-10-26(Tue) 2209WAをチェンジ
つーわけで、DELLに電話すると、すぐ良品を送るので入れ替えてください、しばらくしたら回収に伺います、とのこと。事実、そのようになった。悪くない対応である。アームの付け外しに苦労したが、それはこっちの都合だし。
たかが2万円ぽっちの製品、一度でも交換なんかしたら赤字だろうなぁ、と思ったが、検索してみると、交換したという事例が多数みつかる。しまった、ファクトリーモードなんてあるんだ、そんなん知ったら、見ずにおれないやんか。
やめときゃいいのに、出してみる。注目するのは稼働時間……442H。442時間。毎日8時間、3ヶ月使ったような時間ではないか。少々ガックリ。まぁ、ドット欠けありの新品か、ドット欠けなしの中古かといわれれば、概ね後者の方が望ましいので、しゃーないのだが。
コクヨのノートとシステミックというノートのカバー。
いま考えると、ノートって、バラシて再構成できないし、シーケンシャルな記録デバイスだってトコが、敬遠していた理由だったのだが、よく考えると、それが利点でもある気がしてきた。例の「超整理法」での主張のように、人は前後関係を覚えるのが得意なんだな。つまり、割と雑多な内容を書いたとしても、後から情報を探しだすことは、思ったほど困難ではない、ということだ。
書き込みは、ほぼシーケンシャルな手順に限られるため、どれほどの余白を空けて書くか、次のページに移動するタイミング、など、どうしても戦略的な判断が必要になるが、それもノウハウを蓄積されれば解決されるのだろう。ノートというのは、割と便利なものである。
それと、トランジスタティーセットの最新刊だ。
このトランジスタティーセット、前回「電子工作サイドとメイドサイドの両方を扱いつつ、両方ともバカにせず、高次元に両立させている」なんて書いたが、今回は「オーディオマニア」の扱いに感心させられた。単に「オカルト」と切り捨てるのでもなく、中立の立場を保ちつつ、おもしろおかしく扱っている。
でもって、主人公の「すず」の「ぜんぜん音に興味ない」というキャラ付けが、もう、なんというか、どこまでも私のツボを突いてくる。なんといっても高専生だし。壊れた物を見ると「分解して直したくってたまらない」性格とかも。作者はいったいどういう人なんだ……どこまでが「狙った部分」なのやら……見当も付かない奥深さである。
改めて、1巻を読み返すと、3巻で語られる設定の伏線がそこかしこに見つかる……乃木須家の事情とか、マツカンさんとか……今回、あまり話は進んでいないが、実は、作者の頭の中には、最終回までの道のりがキッチリと組み上げられているのではないかとさえ思えてくる。
しかし、ひとつだけ不思議なのは1巻の表紙絵。「初心者向けのハンダゴテのセットを驚いたように見つめるすず」という状況がどうにも解せないんだな……。