SVX日記

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2009-07-26(Sun) 10年ぶりなのに2日遅れ

  10年も間が空いているんだから、2日がなんだ、という見方もできるが、神林作品としても久々の新作だ。Amazonめ、ちょっと待ち遠しかったぞ。「アンブロークンアロー」。これだけは、相手がハードカバーであろうが、躊躇なく購入な私である。

  画像の説明

  んがしかし、待った割には、チビチビと読み進める私でもある。いやなに、読もうと思えば、SFマガジンでリアルタイムに追えたわけだし、事実、どこかの1話は仕事で出張した際の空き時間に三田の図書館で既読であるし、これは「グッドラック」の時の状況に極めて似ているが。

  スコッチは味わって呑むものだ。で、薫りが抜けきる前に、呑み終わる程度でいい。

  というわけで、虎の子が届いたにも関わらず、ガキとダイソーに買い物に行って、市民プールというよりも庶民プールに連れて行って、喫茶店でソフトクリーム食わせて帰ってきてから、寝る前に少し読む。うーむ、グッドラックの冒頭に極めてデジャヴ。リン・ジャクスンから始まり「あれだけ盛り上げた前作のラスト」なのに、これ以上ないくらい「サラッ」と受け継ぐ。うふふふふ、大事に読もう。

  ついでに買った「我が闘争」のマンガ版。別に「ヘルシング」を読了したからというワケではなく、昔から読んで「感化」されてみたかったものの、原文の翻訳ではちょっと敷居が高く、ここにきて手を出したもの。なるほど、マンガ版を読んだ限りだが、純粋な思想書ではなく、ヒトラー半生の自伝だったのか。しかし、やはりというか、こういう「原典」を読むことは水平思考の幅を広げるなぁ。いやなに「ヘルシング」もそうだし、先日、ようやくOAV版の本編を制覇した「銀河英雄伝説」にもこの作品を下敷きにした部分があることに気づくことができたので。

  というわけで、マンガだからとバカにせず「原典」に触れることは有意義だと断言しておこう。むしろ、短時間で「原典」の概要を把握できるのだから、原文の翻訳を読むよりも有意義かもしれない。原文の「翻訳」だって、加工品には違いないわけだし。

  最近、こういう「古典の要約版」が流行っているが「古典映像の要約版」ってのはないんだろうかなぁ。名作映画を30分くらいにまとめて、動画サイトで公開(もちろん権利者が)したら、少なくない視聴者が本編DVDを購入したりするんではないだろうかな。もしかしたら、テレビで全編放送するよりおいしい商売なんでは?