SVX日記

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2018-05-20(Sun) 次なる製作の準備

  先日「縦線ばっかり、横線ばっかり」という順で記述されたSVGファイルはイマイチということがわかったので、自動的に一筆書きにするようプログラムを修正した。

  といっても、一筆書きのアルゴリズムはそう簡単ではなく、完璧なものにはなっていないが、実用上は問題ない、というレベル物にはなったと思う。

  画像の説明

  ちょいと工夫して、アニメーションGIFに仕立ててみた。一応は一筆書きになっていることが見て取れるかと思う。

  画像の説明

  実は、差し迫ってちょっと作らなければならないものがあり、そのための習作として、ROADSTERのキーホルダをデザインしてみた。とりあえず生成したSVGファイルをGIMPでラスタライズし、紙にレーザプリンタで打ち出したものであるが、最終的には近所のファブスペースでレーザ加工機を使って、本革で製作する予定である。

  こっちのSVGファイルは、実は以前に実装したタートルグラフィックスライブラリを使って生成している。こんなことやってるヤツは世界にもそう多くないんじゃないだろうかな。

  独自に実装した、ベジェ曲線描画コマンド「tThrough」と、パーフェクト破線描画ライブラリが実にイイ仕事をしてくれているのだ。我ながら、目的の四角形を囲むラウンドレクタングルを描く手法として、これ以上に美しい方法はどこにも存在しないと思える。そういえば、オイラは、昔からロジックで絵を描画するのがたまらなく好きなんだよね。

  というわけで、キーホルダを加工手順の記述スクリプトを以下に示しておく。

     # ROADSTER キーホルダ
 
     w1 = 46.to_in;  h1 = 20.to_in                               # 縫い目の内側の大きさ
     w2 = 20.to_in                                               # 折り返し部の長さ
 
     r1 = 3.to_in;   r1s = r1 * sqrt(2)                          # 縫い目の外側のR
     r2 = 5.to_in;   r2s = r2 * sqrt(2)                          # 折り返し部へのR
 
     s1 = 4.to_in                                                # 縫い目の幅
 
     images = ['roadster.png', 'skyactiv.png']
 
     win.tSetPos(300, 100)
     win.tSetHeading(0)
     win.tLeft(90)
 
     2.times {
 
         win.tForward(w1)                                        # 左回りに外形を描く
         win.tThrough(-45, r1s, -45)
         win.tForward(h1)
         win.tThrough(-45, r1s, -45)
         win.tForward(w1)
 
         win.tPenUp                                              # 内側の縫い目に移動
         win.tLeft(90)
         win.tForward(r1)
         win.tPenDown
 
         xs = []; ys = []                                        # 右回りに縫い目を描く
         win.tLeft(90);  xs << win.tXpos; ys << win.tYpos
         win.tDForward(*win.fit_dline(w1, [0, [1, s1 - 1]], { :FIT   => true }))
         win.tRight(90); xs << win.tXpos; ys << win.tYpos
         win.tDForward(*win.fit_dline(h1, [1, [1, s1 - 1]], { :FLOAT => true }))
         win.tRight(90); xs << win.tXpos; ys << win.tYpos
         win.tDForward(*win.fit_dline(w1, [0, [1, s1 - 1]], { :FIT   => true }))
         win.tRight(90); xs << win.tXpos; ys << win.tYpos
 
         win.put_image_png_center(xs, ys, images.shift)          # 縫い目の内側の中心にロゴを描く
 
         win.tPenUp                                              # 内側の縫い目から出る
         win.tForward(h1 + r1)
         win.tLeft(90)
         win.tPenDown
 
         win.tThrough(-45, r1s, -45)                             # 折り返し部分を描く
         win.tThrough( 45, r2s,  45)
         win.tForward(w2)
         win.tThrough( 45, r2s,  45)
         win.tThrough(-45, r1s, -45)
     }

  記述の意味を思い出すため、メモとしてイメージを追加しておく。

  画像の説明