SVX日記
2005-12-27(Tue) 次期PCを選んでみる
先の日記に書いているが、新しいノートPCを購入したくてうずうずしているオイラである。しかし、新品でノートを購入したのは、10年近く前のMacのPowerBook550cが最後かな。その時は特に持ち歩く必要も無く、むしろ据え置きで使っていたので、ノートの拡張性のなさに泣いたこともあり、二度と割高なノートなんか買うかと心に決めた気がするが、状況が変われば心も変わる。まぁ、毎日電車の中で2時間近くも使えるとなれば、変わって当然であるが。
で、現代のノートPCにおいて、もっとも金が注ぎ込まれるのは、ハイテクでなく「軽量」「稼動時間」「堅牢」である。この点、ふんだんに金のかかっているLet'sNoteは文句がつけようがないほどに素晴らしい。それは疑う余地がない。当然ながら高い!! もうひとついうと、先日も書いたが、色が選べるのにもかかわらず、オイラの気に入る色がない。
そんな時に浮上してきたのが富士通のLOOX……いや、なに、別に買うつもりはなかったんだけど、色が選べてその中にイタリアンレッドがあればイヤでも注目するってもんだ。色は好みだし、Let'sよりは安いし、ウチのカミさんが既に5年くらい使っている昔のLOOXは、まだ目立って壊れてないし……これも悪くない……んが、画面が小さいんだよなぁ。重量的にはLet'sと同等なんだけど。フニフニとネットサーフィンするだけなら、どうでもいいんだけど、電車の中でバリバリと文章を打ったり、プログラミングしようと思うと、キーピッチが18mmpと狭いのもマイナス。
えーい!! ほかにオイラの心をつかむPCはないのか!! ……と、我が某社(?)のページを見ると……赤いPCがある。なんだかド派手な赤でなく「カシスレッド」という色であり、もしかすると気に入らなかったLet'sの「キールロワイヤル」と似たような色かもしれないが、コイツは使用する状態で目に入る側にこの色が配置されているのが、なんだかうれしい。Let'sもLOOXも天板の色なんだよね。オイラが自分で赤く塗ったPCもそうだけど、使っているときにはその色が目に入らないってのはちょっぴりツマらない。
いやいや、色だけで決めてはいけない。基本性能はどうなのよ? CPU速度とかHDD容量なんてどうでもいいけど、大きさとか重量とか……厚い!! 4cmもある。一応、N社のカテゴリではモバイル範囲に属しているが、間違いなくリアルモバイルを目指したPCではない。しかし、スペックを読めば読むほど悪くない。オイラは1スピンドルマシンで十分なのだが、DVDは取り外せて、取り外せば1.6kg。少々重いが、今まで使っていたARMADAだって1.45kg。気になったことはない。
バッテリ稼動は5.8時間。まぁ、実際にこの時間を稼動するとは思ってないが、8割計算でも4時間半。行き帰りの電車の中でカーネルをコンパイルする(するのかよ!!)くらいの用途には十分だろう。2時間持てば会社で充電する必要はなくなるのでACアダプタを持ち歩く必要がなくなり、その分も、軽量になる。
一方で、かなり期待が持てそうなのがキーボード。近所のビックカメラでちょっとイジった感じでは、かなり自然なキータッチ。ちょっと柔らかめではあるが、ノートPCであまりガツガツと指を落とすのは精神衛生上よろしくないので(下にHDDがあるし、キーの交換は効かないし)、この辺も好印象。なんといっても、フツーに「半角/全角」キーが「1」キーの横にあるのが気に入った。オイラの場合、このキーは「ESC」キーに割り当てて使うことになるのだが、viやemacsを使用する場合、非常に使用頻度が高いキーなのである。Let'sが気に食わないのは、このキーが上にオフセットされていること。思えば、パンピーは「半角/全角」や「ESC」キーなんて使用頻度低いんだろうなぁ。
で、値段。なんと、アウトレットに出ているモデルは、本来はオプションの無線LANを装備して、14万チョイ。単純比較でLet'sより10万近くも安い。そりゃ、堅牢性はかなり落ちるであろうが、ノートPCなんて気をつけていたって壊れるときは壊れるモノである。
ここで思い出すのが、Rubyの作者であるmatz氏の先日の日記。ThinkPadを購入したものの、どうにも不安定なのでメモリチェックをしてみたら、メモリ化けが起きていた。つまりはメモリモジュールの不具合。彼の場合は、保障期間や保障範囲がどうとかで、実費になってしまうらしく、激しくPCを使う人は必ず保険に入っておいたほうがいいとのコト。そりゃある意味、毎日持ちあるくオイラは、上位1%に入るハードユーザに間違いはないであろう。で、不意の破損も保障してくれる保険はいくら? え? 3年で1万!? 入るッ!! 入りますッ!! 海外でレンタカーする時も一番安い保険にしか加入しないオイラであるが、これには入らなきゃソンというものである。