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Gallery.59 | ||||
「倒壊鉄塔」 | ||||
ハイ、大変久々な更新でこんな報告をするなんて申し訳ないような気がしますが、2002年の台風21号で倒壊した鉄塔群の紹介です。 鉄塔が台風で倒れるなどというのは大変珍しいことで、ニュースでも比較的大きく取り上げられましたから、この事件を知っている方も多いと思います。 なにぶん、潮来は私の家から結構近くなので、日本を代表する鉄塔観察家の一人としては、取材せずに済ますわけにはいきません。飛んで行ってまいりました。 |
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さて、実際に近くに寄ると脅威を感じます。テレビの中だとそうでもないのですが、見慣れない風景を目の当たりにすると、人は意外とショックを受けたりするものです。特に鉄塔を愛する我々のような人種にはかなり衝撃的な風景です。 上部構造をこれだけ近くで見ることはよほど変わったシチュエーションでもない限りないことですが……想像以上に大きいことに初めて気づく瞬間です。 よく見ると、一部の碍子が割れてなくなってしまっています。電気的なショートかなんかで割れて飛んでしまったのでしょうか? |
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最初の写真の右端にも見えている(位置関係がわかるかな?)、紅白鉄塔の倒れた姿です。さっきの鉄塔は「ポキ」っぽかったですが、こんどのは「グニャ」っぽい壊れ方です(なんつー表現……)。 恐ろしいくらい近くに民家がありますが、怪我人が出なかったことは幸いでした。ここに住んでいた方は、鉄塔の倒れた瞬間、いったいどんな音を聞いたのでしょうか? ちなみに、すぐ隣の鉄塔では数人の電工さんの方々が作業されていますが、すぐ隣に建てた仮設鉄塔(手前にあります)を経由して、倒れてしまった鉄塔の替わりにこの鉄塔に送電線を架け、仮復旧するための準備をされているようです(たぶん)。 |
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さらに、ググッと近くまで寄ってみます。あまり写真には写っていませんが、東京電力さんや関電工さんら送電鉄塔に関わる多くの方が作業されてました。 余談ですが、エラく工事現場に入り込んでいる場所から撮ったような写真ですが、実際そのとおりだったりします(^-^;)。といっても、無理に忍び込んだのではなく現場の入口のおじさんが「写真撮るなら中で撮っていいよ、作業の邪魔にならないようにね」と快く入れてくださったのでした。 というわけで、感謝しつつ、この報告は次回に続きます……。 |