公園の中にある鉄塔。さほど珍しい光景では……おや？　ちょっと待って下さい。なんと！　この公園の歩道は鉄塔の下をくぐるように伸びているではありませんか！

　通常、鉄塔の直下というのはイナカのタンボの中に建っている鉄塔でもない限り、柵で囲われオマケに鉄条網まで施して侵入できないようになっているのですが、この遊歩道をマタいでいる鉄塔は違います。マタをくぐることができるのです。

　実はこの鉄塔、読者の方の投稿なので、この目で観たわけではないのですが、これだけ一般の人に開放されていれば鉄塔に親しみが湧くことでしょうね。なかなか見られない、鉄塔の真下からの眺めも簡単に見ることができますしね。

　さて、こちらは上の写真の場所とは全然異なる場所なのですが、巨大な鉄塔の合間を縫うように歩道が続いています。

　小説「鉄塔武蔵野線」は、ふたりの少年が自転車で鉄塔を辿っていく物語ですが、こういう歩道が続いていると、思わず鉄塔を辿ってみたくなりませんか？　この鉄塔のずっと先には何があるのでしょう？　そこに少年が夢見た原子力発電所はあるのでしょうか？